NY原油市況=反落、米露首脳会談を控えて手じまい売り優勢

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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ニューヨーク原油(NYMEX)
              始 値     高 値   安 値  帳入値   前日比
  2025/09     63.91      64.15      62.68      62.80      - 1.16
  2025/10     63.03      63.27      61.87      61.98      - 1.05
  2025/11     62.41      62.65      61.36      61.47      - 0.95
  推定出来高        前日出来高      前日取組高 (前々日比)
     未入電              755,013             1,966,359   (- 4,583)
                     帳入値  前日比
ヒーティングオイル  2025/09     222.50    - 0.95
                   2025/10     222.15    - 1.08

改質ガソリン        2025/09     207.25    - 3.67
                   2025/10     190.87    - 3.22

注:4本値は立会い取引終了までの値段で、立会い取引終了後の電子取引の値段は含み
  ません。電子取引が立会い取引までの高値および安値を更新した場合、相場表の高
  値および安値と市況内の相場表の4本値は異なります。
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 ニューヨーク原油は反落。終値の前営業日比は、期近2限月が1.16〜1.05ド
ル安、その他の限月は0.95〜0.43ドル安。中心限月の9月限は1.16ドル安
の62.80ドル。
 最も遅い時間帯にあるアラスカでの米露首脳会談を控え、この日は手じまい売りが優
勢となった。可能性は低いが仮に停戦合意があれば短期的には軟調地合いになるとの見
方が優勢のため、越週玉を嫌った向きの玉整理で上値が重くなった。前日の上げ幅をほ
ぼ失う展開。
 10月限は、アジアの時間帯の時間外取引では63ドル近辺のもみ合いとなっていた
が、欧州の時間帯にはそれを割り込み、そのあと米国の時間帯にかけて高下しながらも
下げ幅を拡大した。結局61.87ドルまで下落して、引けも62ドル台を割り込ん
だ。

 米ベーカー・フューズによると、米国内の稼働中の原油掘削装置(リグ)数は412
基と、前週比1基増となった。

 アメリカのアラスカ州アンカレジ近郊のエルメンドルフ空軍基地で、トランプ米大統
領とプーチン露大統領の首脳会談が日本時間の16日午前4時半頃から始まった。

 改質ガソリンは急反落、ヒーティングオイルも下落。原油の軟調地合いに追随した。
とくにガソリンの下げ幅が大きくなった。

今日の材料
・米国内の稼働中の原油掘削装置(リグ)数は412基と、前週比1基増=ベーカー・
 フューズ
・アラスカ州アンカレジ近郊のエルメンドルフ空軍基地で、米露首脳会談が日本時間の
 16日未明から開始。
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