【場況】 金が大幅続落。ニューヨーク安を受けて売り優勢で始まった。その後は、21日から 開催されるジャクソンホール会合を待つなか、9月の米利下げ観測にもドル建て現物相 場が頭重い動きとなるなか3ケタの下げ幅を記録。 銀の商いは成立しなかった。 午前11時10分現在の前営業日比は、金標準が115〜100円安、金ミニが 135.0〜103.0円安、ゴールドスポットが224円高、銀が出来ず。 午前11時2分現在の出来高は、金が1万3820枚、金ミニが6249枚、ゴール ドスポットが473枚、銀が0枚。 【NY金は強気な米経済指標やウクライナ和平の動きが重石に】 金は円を買い戻す動きが重石となった。また、ニューヨーク金が7月の米住宅着工件 数が強気の数字が強気な数字となったことで米連邦準理事会(FRB)の9月利下げ観 測が強まると同時に、トランプ米大統領がウクライナのゼレンスキー大統領、ロシアの プーチン大統領との会談の手配に動き始めるなかウクライナ和平の進展期待を受けて軟 調となったことも弱材料視された。なお、米ポリティコは欧州の指導者たちは、ロシア のプーチン大統領が和平協定に前向きであるかという点を懐疑視している、と伝えてい る。7月の米住宅着工件数は前月の135.8万件から129.2万件に減少するとの 事前予測に反し142.8万件へ増加した。 金先限は1万5855円まで下落した。ニューヨーク安とドル建て現物の頭重い動き が圧迫要因になった。円相場は1ドル=147円台半ばで推移。 【ドル建て現物相場】 金のドル建て現物相場は下落。きのうの海外市場では、ドルが対ユーロで軟調に推移 や、ウクライナ和平の進展期待から売り優勢。アジア市場では朝方に3315ドルに接 近。3316.90ドルで戻りを抑えられた後、午前9時過ぎに3313ドル台まで下 げ幅を拡大。その後、3315ドルを挟んでもみあったが、10時過ぎにから売り優勢 となり、3311ドル台までジリ安。ドルが堅調に推移が圧迫要因。 午前11時現在、3315.87ドルで推移、銀は3727セントで推移。前営業日 の大引け時点は金が3335.34ドル、銀が3789セント。 MINKABU PRESS
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