【これからの見通し】あすのパウエル講演待ちだが、きょうは複数の経済指標をチェック

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
【これからの見通し】あすのパウエル講演待ちだが、きょうは複数の経済指標をチェック

 東京市場は材料難で方向性に欠ける展開となっている。あすのパウエルFRB議長のジャクソンホール講演待ちのムードが広がっているようだ。

 ただ、本日もこの後の海外市場で複数の経済指標が発表される。フランス、ドイツ、ユーロ圏、英国、米国などのPMI速報値(8月)をはじめとして、香港消費者物価指数(CPI)(7月)、カナダ鉱工業製品価格(7月)、米新規失業保険申請件数(08/10 - 08/16)、米フィラデルフィア連銀景況指数(8月)、米景気先行指数(7月)、米中古住宅販売件数(7月)などの発表が予定されている。

 欧州や英国と米国との景況感の強さをPMI速報値で推し量ることとなる。また、一連の米経済指標も発表されることから、市場の9月利下げ観測の根拠を探ることとなりそうだ。ただ、個々の指標の強弱に反応しつつも、あすのパウエル講演を控えて一過性の値動きにとどまる公算が高いだろう。

 発言イベント関連では、ボスティック・アトランタ連銀総裁、マルティン・スイス中銀副総裁などの講演が予定されている。米30年インフレ連動債(TIPS)入札(80億ドル)が実施される。また、きょうから23日まで注目イベントであるジャクソンホール会議が行われる。正式な講演ではなくても、関連発言報道が出る可能性もあり、注意したい。
 
minkabu PRESS編集部 松木秀明

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