ゴム市況=総じて反発、上海高を好感

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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JPXゴムの相場表(帳入値と前営業日比)
                   RSS3                        TSR20
    2025/08      2026/01       2026/07         2025/09       2026/08
  328.8  + 5.8   316.5  + 2.7   318.0   0.0     249.0   0.0    250.0   0.0
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    上海ゴム1月限     15,765   + 160 (午後3時40分時点)
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【市況】
 ゴムRSS3号は総じて反発。寄り付きでは、上海夜間高を好感し、買いが優勢とな
った。中盤に入ると、日中取引の上海ゴムがもみ合いとなっていることから、限月間で
方向感なく推移した。だが、終盤に入ると、上海ゴムが地合いを引き締めたことから、
買いが優勢となった。TSR20は出来ず。

 大引けのRSS3号は前営業日比0.1円安〜5.8円高、活発限月の1月限は同
2.7円高の316.5円、期先26年7月限は同変わらずの318.0円、総出来高
は338枚、TSR20は全限が同変わらず。上海天然ゴム先物は同25〜125ポイ
ント高、総出来高は31枚。

【産地相場は安値圏でのもみ合い継続】
 8月に入りレンジ相場の下限から下放れつつある産地相場だが、現状は安値圏でのも
み合いが続いている。8月20日のタイ南部の天然ゴム主要積み出し港のソンクラ渡し
のオファー価格は、前営業日比0.16バーツ安の70.65バーツが提示されてい
る。
 タイオファーは、6月6日以降、72〜73バーツ台を中心として値動きが続いてい
たが、8月1日に71バーツ台に下落すると、その後は70〜71バーツ台での取引が
続いている。
 現状、70バーツ割れは回避されているが、今年の産地の天候は例年通りが見込まれ
る。秋には増産期に入ることから、今後、売り圧力が強まる可能性がある。

【シンガポールゴムと上海ゴム相場】
 シンガポールゴム市場は、RSS3号が出来ず。TSRは20は買いがやや先行し、
0.5〜1.3セント高で推移している。

 上海ゴムは買い優勢。中心限月の1月限は、夜間取引では買いが先行し、前営業日比
150元高の1万5755元で夜間取引を終えた。日中取引に入ると、序盤は伸び悩み
を見せたが、中盤以降は買いがやや優勢となり、1万5845元まで水準を引き上げる
場面があった。

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