大阪9月限 日経225先物 42610 -310 (-0.72%) TOPIX先物 3083.5 -21.0 (-0.67%) 日経225先物(9月限)は前日比310円安の4万2610円で取引を終了。寄り付きは4万2780円と、シカゴ日経平均先物清算値(4万2835円)にサヤ寄せする形で、売りが先行した。その後は自律反発の動きによって、現物の寄り付き直後には4万2930円とプラス圏を回復する場面もみられた。ただし、4万3000円を意識したロングは強まらず、反対に戻り待ち狙いのショートが断続的に入る形で前場中盤には4万2600円まで下げた。 ランチタイムでは4万2650円辺りで膠着が続き、後場の取引開始直後に4万2600円を割り込むと、4万2560円まで売られた。終盤にかけて若干のショートカバーが入る形で下げ渋りをみせたものの、4万2620円~4万2670円辺りの狭いレンジでの推移だった。 前日に日経平均株価を下押す一因となったソフトバンクグループ <9984> [東証P]は、寄り付き後に上昇に転じたが、プラス圏をキープできず、市場心理を神経質にさせていた。日経225先物は前場中盤にボリンジャーバンドの+1σ(4万2750円)を割り込んだ後は、同バンドに上値を抑えられており、リバウンドを狙ったロングは入りにくい状況だった。 +1σがナイトセッションで4万2830円辺りに上昇してきたことで、抵抗線として意識されやすいだろう。節目の4万2500円に接近する局面では底堅さがみられていたことで、積極的にショートを仕掛けてくる動きは限られそうだが、+1σに接近する局面では戻り待ち狙いのショート対応に向かわせよう。 東証プライムの売買代金は5兆~6兆円レベルの高水準が続いていたが、前日に5兆円を割り込み、本日は7月下旬以来の水準に減少した。米国では21日~23日にワイオミング州で開かれるジャクソンホール会議に市場の関心が集まっている。22日に予定されているパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の講演内容を確認したいところであり、新規にポジションを構築する動きはなさそうだ。 +1σが抵抗として意識されるなかで、底堅さがみられている4万2500円辺りを割り込んでくるようだと、持ち高調整の動きにより下へのバイアスが強まる展開には注意しておきたい。そのため、オプション権利行使価格の4万2000円から4万3000円辺りのレンジを想定する。 NT倍率は先物中心限月で13.81倍に低下した。一時13.87倍に上昇し、75日移動平均線(13.84倍)を上回る場面もみられたが、その後は同線を下回って推移。75日線が抵抗として意識されるなかで13.78倍をつける場面もあり、8月6日につけた直近安値の13.69倍が射程に入りそうだ。 手口面(9月限:立会内)では、日経225先物はABNクリアリン証券が1万4260枚、ソシエテジェネラル証券が9836枚、サスケハナ・ホンコンが3444枚、JPモルガン証券が1663枚、ゴールドマン証券が1532枚、バークレイズ証券が1507枚、ビーオブエー証券が1121枚、日産証券が1000枚、SBI証券が685枚、モルガンMUFG証券603枚だった。 TOPIX先物はABNクリアリン証券が2万0533枚、ソシエテジェネラル証券が1万6336枚、JPモルガン証券が6551枚、バークレイズ証券が4750枚、ビーオブエー証券が2798枚、ゴールドマン証券が2310枚、モルガンMUFG証券が2189枚、サスケハナ・ホンコンが1230枚、みずほ証券が686枚、野村証券が475枚だった。 株探ニュース
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