貴金属は、総じて続伸して寄り付く見通し。金と銀はニューヨーク高を受けて買い優 勢となろう。プラチナ系貴金属(PGM)はプラチナがニューヨーク高を受けて堅調と なろう。 午前8時10分現在の現物相場は前営業日の引け時点と比べ、金は41.74ドル高 の3368.08ドル、銀が96セント高の3890セント、プラチナが19.84ド ル高の1360.84ドル、パラジウムは19.80ドル高の1129.43ドル。 午前8時10分現在のドル・円相場は1ドル=147.06/08円で、前営業日の 大引け時点から1.37円の円高。 先限の寄り付き目安は、金が1万6070円前後、銀は180.0円前後、プラチナ は5930円前後、パラジウムは5300円前後。 【NY金は米FRB議長の利下げ示唆が支援】 金は前週末の海外市場は、パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の利下げ示唆を 受けて買い優勢となった。 金はパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の利下げ示唆が支援要因になった。米 FRB議長はジャクソンホール会議の講演で、雇用への下振れリスクの高まりに言及 し、9月の連邦公開市場委員会(FOMC)で利下げに着手する可能性を示唆した。た だインフレは引き続き脅威であり、今後の利下げは「慎重に進める」という認識を示 し、利下げを確約するには至らなかった。今週は7月の米個人消費支出(PCE)価格 指数の発表がある。 トランプ米大統領は22日、 ウクライナ和平に向けた進展がなければ2 週間以内に ロシアに制裁を科すと警告し、米アラスカ州で行ったロシアのプーチン大統領との会談 から1週間が経過しても具体的な動きが見られないことにいら立ちを募らせた。3者会 談に向けた動きを確認したい。 銀は前週末の海外市場は、パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の利下げ示唆や 金堅調を受けて買い優勢となった。 【プラチナはドル安や金堅調が支援】 プラチナは前週末の海外市場では、ドル安や金堅調を受けて買い優勢となった。 プラチナはドル安や金堅調を受けて買い優勢となった。パウエル米連邦準備理事会 (FRB)議長の利下げ示唆を受けてドル安に振れた。ただインフレが引き続き脅威と しており、今後発表される経済指標を確認したい。 <今日の予定> ●英国(サマー・バンク・ホリデー) ・独景況感指数 2025年8月(ifo) ・米新築住宅販売 2025年7月(商務省) MINKABU PRESS 東海林勇行
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