NY株式25日(NY時間12:06)(日本時間01:06) ダウ平均 45403.95(-227.79 -0.50%) ナスダック 21567.41(+70.87 +0.33%) CME日経平均先物 42640(大証終比:-130 -0.31%) きょうのNY株式市場、ダウ平均は反落。先週のパウエル議長のジャクソンホールでの講演を受けて、金曜日の米株式市場は急伸していた。一部では早期利下げに消極的な姿勢を堅持するとの見方も出ていただけに、市場には安心感が広がっていたようだ。短期金融市場では9月FOMCでの利下げ確率が84%に上昇し、講演前の70%から戻している。 ただ、本日はその上げも一服。高値警戒感は根強く、IT・ハイテク株のバリュエーションの割高感を指摘する向きも少なくはない。その意味では今週のエヌビディア<NVDA>の決算が1つの山場になるとの指摘も出ている。 一部からは「IT・ハイテク株から景気循環株やバリュー株へのローテーションが進む可能性がある。利下げサイクル開始への期待が高まれば、このモメンタムはさらに続くだろう」といった声も聞かれる。ただ、本日のIT・ハイテク株は買いが出ている。 また、今週は金曜日に7月のPCE価格指数の発表も予定。FRBが重視するインフレ指標だが、コア指数は前年比2.9%が予想され、6月の2.8%から加速が見込まれている。 コインベース<COIN>やMARA<MARA>など仮想通貨関連株が下落。ビットコインに戻り売りが強まっており、一時11万ドル台に下落する場面も見られた。先週金曜日のパウエル議長の講演を受けた上げを土日を含めた3日間で失っている。先週金曜日に約4年ぶり最高値更新となったイーサも失速。 米清涼飲料のキューリグ・ドクターペッパー<KDP>が下落。欧州のコーヒー会社JDEピーツを157億ユーロで買収することで合意した。苦戦が続くコーヒー事業のてこ入れを図る。 アパレルのアメリカン・イーグル・アウトフィッターズ<AEO>が下落。アナリストが投資判断を「売り」に引き下げ、目標株価を従来の11ドルから10ドルに引き下げた。 家具関連株が下落。トランプ大統領が家具輸入に対する大規模な関税調査を発表。大統領は声明で「今後50日以内にこの調査は完了し、米国に輸入される家具には、まだ決まっていない税率で関税が課されることになる」と述べた。 光通信機器のファブリネット<FN>が上昇。アナリストが投資判断を「買い」に引き上げ、目標株価を345ドルに設定した。 バイオテクノロジーのダイン・セラピューティクス<DYN>が上昇。アナリストが投資判断を「強い買い」に引き上げ、目標株価を従来の31ドルから35ドルに引き上げた。先週末終値よりも178%高い水準。 シャープス・テクノロジー<STSS>が急騰。大型の資金調達を発表した。4億ドル超の私募形式による増資を発表した。16社以上が募集に応じる。 コインベース<COIN> 310.50(-9.36 -2.92%) MARA<MARA> 15.36(-0.94 -5.74%) ライオット<RIOT> 13.09(-0.13 -0.98%) ストラテジー<MSTR> 346.41(-11.72 -3.27%) キューリグ<KDP> 32.36(-2.78 -7.91%) アメリカン・イーグル<AEO> 12.65(-0.20 -1.56%) ファブリネット<FN> 312.40(+18.05 +6.13%) ダイン<DYN> 13.45(+0.87 +6.88%) シャープス<STSS> 12.30(+4.95 +67.23%) RH<RH> 232.47(-11.24 -4.61%) ウィリアムズ・ソノマ<WSM> 199.23(-4.19 -2.06%) ウェイフェア<W> 74.07(-3.77 -4.84%) アーハウス<ARHS> 12.16(-0.25 -2.01%) アップル<AAPL> 229.01(+1.25 +0.55%) マイクロソフト<MSFT> 507.63(+0.40 +0.08%) アマゾン<AMZN> 228.83(-0.01 0.00%) アルファベットC<GOOG> 210.26(+3.54 +1.71%) アルファベットA<GOOGL> 209.66(+3.57 +1.73%) テスラ<TSLA> 344.85(+4.84 +1.42%) エヌビディア<NVDA> 181.82(+3.83 +2.15%) メタ<META> 754.49(-0.30 -0.04%) AMD<AMD> 164.14(-3.62 -2.16%) イーライリリー<LLY> 700.21(-11.48 -1.61%) MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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