石油午前=堅調も、トランプ米大統領の発言が重しに

配信元:MINKABU PRESS
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 国内石油市場は堅調。ウクライナの停戦期待が後退していることや、来月からの米利
下げ開始見通しが相場を押し上げている。米利下げによって高水準の金利負担が和ら
ぎ、消費を刺激する見通し。ただ、トランプ米大統領がクック米連邦準備制度理事会
(FRB)理事の解任を発表したことや、デジタル課税や法令、規則を導入しているす
べての国に対する追加関税や半導体の輸出規制などを警告したことは重し。時間外取引
でニューヨーク原油は軟調。円相場は1ドル=147円ちょうど付近まで円高・ドル安
推移した。
 日中取引開始後、原油の2026年1月限は6万0860円まで上げ幅を縮小。た
だ、押し戻された後は再び買いが優勢となっている。
 午前11時03分現在の前営業日比は、ガソリンが出来ず。灯油が出来ず。原油が
320〜1120円高。
 午前11時03分現在の出来高はガソリンが0枚、灯油が0枚、原油が959枚。
【熱帯性低気圧の兆候は消失】
 米国立ハリケーンセンター(NHC)によると、南米ベネズエラ沖で熱帯性低気圧が
発生しそうな兆候があったものの、消失した。米石油関連施設が集中する米メキシコ湾
岸の脅威となりそうなハリケーンのタマゴは見当たらない。
【海外原油夜間取引=軟調】
 ニューヨーク時間外取引で10月限は前日比0.34ドル安の64.46ドルで取引
されている。本日これまでのレンジは64.37〜64.76ドル。
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