NY原油市況=反落、露ヴォルゴグラード製油所が再稼働へ

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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ニューヨーク原油(NYMEX)
              始 値     高 値   安 値   帳入値   前日比
  2025/10     64.75       64.76       63.13       63.25        - 1.55
  2025/11     64.23       64.28       62.70       62.80        - 1.51
  2025/12     63.86       63.89       62.36       62.46        - 1.46
  推定出来高        前日出来高      前日取組高 (前々日比)
     未入電              421,270             1,900,841    ( - 17,243)
                     帳入値  前日比
      ヒーティングオイル    2025/09     228.05    - 6.70
                            2025/10     227.72    - 6.55
         改質ガソリン       2025/09     212.23    - 2.60
                            2025/10     195.47    - 3.70
注:4本値は立会い取引終了までの値段で、立会い取引終了後の電子取引の値段は含み
  ません。電子取引が立会い取引までの高値および安値を更新した場合、相場表の高
  値および安値と市況内の相場表の4本値は異なります。
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 ニューヨーク原油の期近は反落。終値の前営業日比は、期近2限月は1.55〜
1.51ドル安。その他の限月は1.46〜1.11ドル安。
 今月14日にウクライナのドローン攻撃を受けたロシアのヴォルゴグラード製油所が
当初の予定よりも1週間程度早く操業を再開すると伝わったことが相場を圧迫した。ヴ
ォルゴグラード製油所の処理能力は日量30万バレル規模と、ロシア最大級。ただ、ウ
クライナ停戦の糸口になると見られていたロシアとウクライナの首脳会談が開催される
見通しがないことは下支え要因。
 トランプ米大統領がクック米連邦準備制度理事会(FRB)理事の解任を発表したこ
とや、デジタル課税や法令、規則を導入しているすべての国に対する追加関税や半導体
の輸出規制などを警告したことは重し。ただ、クックFRB理事は辞任しないと表明し
ている。米株式市場はしっかりと推移しており、デジタル課税を導入している国と米国
の摩擦については今のところそれほど警戒されていない。
 時間外取引で10月限は下落。通常取引開始後は下げ幅を縮小する場面はあったが、
戻りが売られると63.13ドルまで一段安となった。
 改質ガソリンとヒーティングオイルの期近は下落。原油安が重しとなった。
今日の材料
・インドのモディ首相、米大統領からの電話を最近数週間で4回拒絶=独FAZ
・米原油在庫の市場予想は前週比170万バレル減
・米石油協会(API)が引け後に発表した米週間石油在庫統計
・原油在庫は前週比97万4000バレル減
・ガソリン在庫は前週比206万バレル減
・留出油在庫は同148万8000バレル減
・オクラホマ州クッシングの原油在庫は前週比49万7000バレル減
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