−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−- 海外主要銘柄の中心限月の相場表(限月、終値、前営業日比) NY金 2025/12 3,433.0 +15.5 シカゴ大豆 2025/11 1,049.50 +1.75 NY銀 2025/12 3,911.7 - 9.6 シカゴコーン 2025/12 409.50 -2.75 NYプラ 2025/10 1,349.4 +10.6 NY原油 2025/10 63.25 -1.55 NYパラ 2025/12 1,109.50 -3.80 ドル・円 147.47 -0.27 *ドル・円は日本時間の午前5時30分現在。銀、パラジウムは12月限に変更。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ◎NY外為=ドル円は147円前半は買い拾われ下値堅く推移 NY為替市場、ドル売りの動きがやや優勢となる中、ドル円は再び147円台前半に 値を落とした。ただ、全体的には方向感のない値動きとなっており、次の材料待ちの雰 囲気。 トランプ大統領が、住宅ローンを巡る不正疑惑で、クックFRB理事の即時解任を表 明。基本的には「正当な理由がない」場合にFRB理事は解任されない。ただ、トラン プ大統領は、虚偽申告をしたと信じるに足る「十分な理由」があるとして、合衆国憲法 に基づき、FRB理事を解任する権限があると主張している。クック理事は弁護士を通 じて「辞任するつもりはない」とし、提訴する意向を示している。違法性が立証される かどうかが焦点となりそうだ。 トランプ政権によるFRBへの介入が続いているが、その状況は中央銀行の独立性へ の懸念とドルへの信頼低下を生み、いまの為替市場はドル売りで反応。ただ、この問題 について市場は行方を見守る姿勢のようだ。 ◎NY貴金属=金とプラチナが反発、米大統領のFRB攻撃などで ニューヨーク金は反発、銀は続落。 金12月限は反発。時間外取引では、ドル高が圧迫要因になったが、トランプ米大統 領の発言を受けて押し目を買われたが、買い一巡後は上げ一服となった。欧州時間に入 ると、もみ合いとなった。日中取引では、ドル安を受けて買い優勢となった。 銀12月限は欧州時間の手じまい売りが圧迫要因になったが、ドル安や金堅調を受け て下げ一服となった。 プラチナ系貴金属(PGM)はプラチナが反発、パラジウムは続落。 プラチナ10月限は反発。時間外取引では、トランプ米大統領の発言が支援要因にな ったが、ドル安が一服すると、上げ一服となった。欧州時間に入ると、ドル安再開を受 けて押し目を買われた。日中取引では、ドル安や金堅調を受けて買い優勢となった。 パラジウム12月限は欧州時間の手じまい売りが圧迫要因になったが、ドル安や他の 貴金属の堅調を受けて下げ一服となった。 ◎LME=続伸、米経済指標で米経済は底堅いとの見方広がり買い優勢 アルミ3カ月物は続伸。2622.50ドルで小反落で取引を開始。暫く2620ド ル前後で小動きとなった後、アジア株安を受けて軟調となり、この日の安値となる 2601ドルを記録。米国時間を迎えると7月の米耐久財受注額が事前予想ほど落ち込 まなかったことを受けて米経済は底堅いとの見方が広がったうえ、銅が地合いを引き締 めたことに追随する動きが強まり、2639.50ドルと8月13日以来の水準まで浮 上。高値では転売が見られたが2634ドル割れに対する抵抗を見せて下げ渋り、高値 圏を維持したまま取引を終えた。 銅3カ月物は続伸。9816.50ドルで堅調で寄り付いた後も値位置を伸ばして 9862ドルと8月13日以来の高水準まで浮上。しばらく9850ドル前後で高下し たが、トランプ米大統領によるデジタル課税実施国への追加関税や、半導体輸出規制を 課す方針が弱材料視されてアジア株安となった動きに追随して急速に軟化した。一時 9776.50ドルの安値を付けた。米国時間を迎えると7月の米耐久財受注額が事前 予想ほど悪化することはなかったことを受けて米経済は底堅いとの見方が広がるなか、 再浮上し9850ドル台を回復。戻り売りを受けて値を落としたものの、40ドル超の 上げ幅を維持し、堅調に引けを迎えた。 ◎NY原油=反落、露ヴォルゴグラード製油所が再稼働へ ニューヨーク原油の期近は反落。 今月14日にウクライナのドローン攻撃を受けたロシアのヴォルゴグラード製油所が 当初の予定よりも1週間程度早く操業を再開すると伝わったことが相場を圧迫した。ヴ ォルゴグラード製油所の処理能力は日量30万バレル規模と、ロシア最大級。ただ、ウ クライナ停戦の糸口になると見られていたロシアとウクライナの首脳会談が開催される 見通しがないことは下支え要因。 改質ガソリンとヒーティングオイルの期近は下落。原油安が重しとなった。 ◎シカゴ大豆・コーン=大豆は小幅反発、コーンは米豊作観測で総じて反落 米農務省(USDA)発表の作柄報告では良好な作柄を保ちつつ生育が進行している 様子が示されたことに加え、米トランプ大統領がレアアース磁石の供給を巡り対中国の 輸入関税大幅引き上げの可能性を示唆したことが懸念されて前日安値を下抜くなど売り 優勢となる場面があった。しかし25日に売り優勢となった後で買い戻す動きが広がり 小反発に転じた。 コーンは総じて反落。 前日の日中取引終了後に発表された米農務省(USDA)作柄報告で、米産地のコー ンは良好な作柄を保ちつつ成熟が進んでいることが明らかとなり、豊作見通しが再び意 識されたことから売り優勢となった。ただ、8月12日にかけて一代の安値を更新し、 その後、浮上に転じたことで目先の安値確認感が強まっているため下げ幅は限られた。 MINKABU PRESS
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