[今日の視点]石油=下落へ、根強い供給過剰見通しが重し

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 国内市場は下落へ。2026年1月限で800〜1000円安程度を想定する。海外
原油が反落したことが重し。円相場は1ドル=147円台前半で推移。
 海外原油は戻りの鈍い展開が続いている。ウクライナ停戦を巡る不透明感や、米国の
戦艦がカリブ海南部に配備されることによるベネズエラの緊迫感が下支え要因だが、供
給過剰見通しが引き続き相場を圧迫している。国際エネルギー機関(IEA)が供給過
剰を根強く見通していることが背景だ。供給過剰で積み上がっているはずの石油在庫は
存在せず、ミッシングバレル問題として意識されているものの、長年にわたって刷り込
まれた弱気な流れは揺るぎそうにない。
 ただ、IEAは2022年から2024年にかけての過去の需要を合計で日量94万
バレルほど上方修正している。2025年の需給バランスについても数年後にひっそり
と修正される可能性が高い。
 時間外取引でニューヨーク原油10月限は前日比0.10ドル高の63.35ドルで
取引されている。本日これまでのレンジは63.25〜63.39ドル。
<今日の予定>
◆ オーストラリア ◆
【経済】09:30 景気先行指数 2025年7月(WESTPAC)
【経済】10:30 消費者物価指数 2025年7月(連邦統計局)
◆ 日本 ◆
【工業】12:00 原油・石油製品供給統計週報(石油連盟)
【工業】14:00 石油製品給油所小売価格調査(資源エネルギー庁)
【発会】--:-- 金標準取引 2026年8月限(大阪取引所)
【発会】--:-- 金ミニ取引 2026年8月限(大阪取引所)
【発会】--:-- 銀 2026年8月限(大阪取引所)
【発会】--:-- 白金標準取引 2026年8月限(大阪取引所)
【発会】--:-- 白金ミニ取引 2026年8月限(大阪取引所)
【発会】--:-- パラジウム 2026年8月限(大阪取引所)
【発会】--:-- 小豆 2026年2月限(大阪取引所)
◆ 中国 ◆
【経済】10:30 工業利益 2025年7月(国家統計局)
◆ アメリカ ◆
【経済】20:00 住宅ローン申請指数(MBA)
【工業】23:30 週間石油統計(EIA)
【納会】--:-- 金 2025年8月限(COMEX)
【納会】--:-- 銀 2025年8月限(COMEX)
【納会】--:-- 銅 2025年8月限(COMEX)
【納会】--:-- プラチナ 2025年8月限(NYMEX)
【納会】--:-- パラジウム 2025年8月限(NYMEX)
【納会】--:-- 天然ガス 2025年9月限(NYMEX)
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