[今夜の視点]シカゴ大豆=中国の代表団の続報にも注目

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 シカゴ大豆の夜間取引はもみ合い。午前は強含みとなり、11月限は1050セント
台に乗せたが、その後は軟化して、直近は1048セント台で推移している。
 米国産の豊作見通し引き続き上値抑制要因だが、今後の米国産大豆の需要に大きく影
響する可能性がある後述する訪米する中国の代表団の続報に注意したい。
 前日のシカゴは小反発。前週のクロップツアーや週明けの作柄報告で、米国産の豊作
見通しが再確認されたことで下振れする場面もあったが、複数の報道機関が中国の商務
部の李副大臣を座長とする代表団が今週訪米して、米国側と協議する予定であることを
報じたことで、両国間の貿易問題の進展期待から安値から大きく戻して小幅高で引け
た。一部アナリストによると、中国はブラジルの新穀が出回る前の今年11月〜来年1
月にかけて、1800万〜1900万トンの大豆を輸入する必要があるとされており、
米中間の貿易問題の解決の成否が今後の米国産大豆の需要に大きく影響することにな
る。

 11月限は1041.75セントまで下落して、引けも1049.50セントまで戻
したが、1050セント台には届かなかった。

<今夜の予定>
◆ アメリカ ◆
【経済】 20:00 住宅ローン申請指数(MBA)
【工業】 23:30 週間石油統計(EIA)

*予定は発表元の都合により、変更される可能性があります。
*海外の発表時間は日本時間で表示してあります。

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