LME市況=反落、上海株の急反落から転売の動きが広がる

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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           現物        3カ月物
    アルミ        2,607.65  -   33.60     2,602.50  -   35.50
    アルミ合金      2,509.00       0.00     2,509.00       0.00
     銅         9,665.57  -   86.61     9,755.50  -   81.50
    ニッケル      14,942.06  -  157.85    15,131.00  -  154.00
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 アルミ3カ月物は反落。2635ドルで小安く開始した後は銅の堅調を映した買いを
受けてこの日の高値となる2646ドルを付ける場面が見られた。高値を離れた後も
2640ドル台での高下が続いていたが、アジア株や銅の地合い軟化に伴う売りに下押
された。2615ドルを支持線としてもちあったが、2615ドルを割り込んだことで
手仕舞い売りが膨らみ、2594.50ドルの安値まで下落。早々に2600ドル台を
回復したが戻りは限られ、この日の安値圏で終了。
 銅3カ月物は大幅反落。9853ドルで堅調で開始した後、9850ドルを支持線と
する高もみとなり、9859ドルの高値に達する場面も見られた。しかし週初に約10
年ぶりの高値に達していた上海総合(株価)指数が利益確定の売りを受けて急反落とな
ったことが警戒され、9800ドルを割り込む下落となった。欧州の時間帯を迎えてか
らも値位置を切り下げる動きが続き、前日の安値を割り込み9730.50ドルの安値
を記録。その後、買い戻されながらも9770ドルが上値抵抗線として意識される安も
みとなり、低迷したまま引けを迎えた。
 ニッケル3カ月物は反落。1万5260ドルで小安く取引を開始し、銅の堅調に追随
高となり、1万5370ドルまで浮上した。しかし上海株・銅の地合い軟化を受けて売
り優勢に転じ下値を探る動きを展開。1万5070ドルの安値を付けた後に値を戻した
後は1万5120ドル〜1万5160ドルと限られたレンジ内での高下となり、この水
準のまま終了。
今日の材料
・27日のアジア太平洋株式市場はまちまち。
・中国上海総合指数は大幅続落、68.03ポイント安の3800.35ポイント。
・欧州株はまちまち。英独株価指数が下落。
・ドルは小幅安。ドル円は1ドル=147円台前半で買い支えられ、下値は堅く147円台
 半ばでニューヨーク時間の大方の取引を終えた。ユーロドルは今月6日以来の安値
 となる1ユーロ=1.1571ドルまで軟化したが、戻し、前日と同水準で終えた。
・米国株は続伸。ニューヨークダウが147.16ドル高。ナスダックス指数は45.87ポイ
 ント高(0.21%高)。
・ニューヨーク貴金属は金が続伸。その他3品は小幅安。ニューヨーク原油は反発。
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