[今日の視点]石油=上昇へ、イランに対する国連制裁は復活するのか

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 国内市場は上昇へ。2026年1月限で400〜600円高程度を想定する。海外原
油は反発した。ただ、円相場は1ドル=147円前半で円高・ドル安推移。
 今月末の注目は、イランに対する国連制裁が復活するかどうかである。米国の空爆を
受けてもイランは核開発を継続している可能性が高い一方、イランとイスラエルの
12日間戦争以降、イランは国際原子力機関(IAEA)との協力を全面に停止してお
り、欧米各国は今月末を期限としてスナップバック条項を発動すると警告している。イ
ランはIAEAがイスラエルを含めた西側にイランの核開発情報を漏洩したと主張して
おり、査察を受け入れる雰囲気はない。国連制裁が課される場合、国会安全保障委員は
ペルシャ湾やホルムズ海峡などの地域での安全保障義務から撤退する可能性を示唆した
ほか、核拡散防止条約(NPT)からの離脱も警戒されている。欧州三カ国(英独仏)
の動きに注目したい。
 時間外取引でニューヨーク原油10月限は前日比0.37ドル安の63.78ドルで
取引されている。本日これまでのレンジは63.76〜63.88ドル。
<今日の予定>
◆ 日本 ◆
【経済】08:50 対外及び対内証券売買契約等の状況 8月17日-8月23日(財務省)
【経済】09:30 貿易収支 2025年7月確報(財務省)
◆ トルコ ◆
【経済】16:00 貿易収支 2025年7月(トルコ統計機構)
◆ スイス ◆
【経済】16:00 国内総生産 2025年4-6月期(経済省)
◆ 南アフリカ ◆
【経済】18:30 生産者物価指数 2025年7月(南アフリカ統計局)
◆ アメリカ ◆
【経済】21:30 国内総生産 2025年4-6月期改定値(商務省)
【経済】21:30 新規失業保険申請件数(労働省)
【経済】23:00 中古住宅販売仮契約指数 2025年7月(全米不動産協会)
【農産】21:30 週間穀物輸出成約高(USDA)
◆ カナダ ◆
【経済】21:30 国際収支 2025年4-6月期(カナダ統計局)
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