株価指数先物【寄り前】 4万3000円突破を想定した押し目待ち狙いのロング

配信元:株探
著者:Kabutan
大阪9月限ナイトセッション
日経225先物 42900 -30 (-0.06%)
TOPIX先物 3084.0 -14.0 (-0.45%) 
シカゴ日経平均先物 42920 -10
(注:ナイトセッション、CMEは大阪の日中終値比)

 28日の米国市場はNYダウ、 S&P500、ナスダックの主要な株価指数が上昇。2025年4~6月期の米実質国内総生産(GDP)改定値が速報値から上方修正されたほか、米新規失業保険申請件数が市場予想を下回ったことを手掛かりに買われた。前日夕に決算を発表し、時間外取引で3%あまり下落していたエヌビディアは、0.7%程度の小幅な下げだった。AI需要は底堅いとの見方から押し目買い意欲は強く、ブロードコムやマイクロン・テクノロジーといった半導体株の一角も買われた。

 S&P500業種別指数はメディア、テクノロジー・ハード・機器、ソフトウエア・サービスが上昇した一方で、自動車・同部品、家庭用品・パーソナル用品、公益事業の弱さが目立った。NYダウ構成銘柄では、セールスフォース、シスコシステムズ、アメリカン・エキスプレス、アマゾン・ドット・コム、アップルが買われた。半面、メルク、プロクター・アンド・ギャンブル、アムジェンが軟調。

 シカゴ日経平均先物清算値は大阪比10円安の4万2920円だった。日経225先物(9月限)のナイトセッションは日中比60円高の4万2990円で始まった。直後につけた4万3040円を高値に軟化し、4万2730円まで下げる場面もみられた。ただし、売り一巡後はロング優勢の流れとなり、米国市場の取引開始後にプラス圏に浮上し、中盤には再び4万3000円台を回復。終盤にかけては4万2870円~4万2960円辺りと日中終値を挟んでの保ち合いが続き、4万2900円でナイトセッションの取引を終えている。

 シカゴ先物にサヤ寄せする形から、小動きで始まることになりそうだ。エヌビディアは米国市場で下げ渋る動きだったこともあり、安心感につながりそうである。また、昨日はウォーレン・バフェット氏率いるバークシャー・ハサウェイの議決権ベースの保有株比率が10%を超えたと発表した三菱商事<8058>[東証P]が買われ、改めて日本株への海外投資家の注目は強いとの見方に向かわせており、押し目待ち狙いのロング対応に向かわせよう。

 日経225先物は節目の4万3000円のほか、ボリンジャーバンドの+1σ(4万3110円)突破を意識したスタンスに向かわせやすく、オプション権利行使価格の4万3000円を中心とした上下の権利行使価格となる、4万2750円から4万3250円でのレンジを想定する。

 +1σが足もとで抵抗線として機能しているため、4万3000円近辺では利益確定に伴うロング解消のほか、戻り待ち狙いのショートが入りやすいだろう。ただし、同水準を明確に上放れてくるようだと、8月19日につけた4万3930円をピークとした調整に対するトレンド転換が意識されてくる可能性はあるだろう。4万3000円処での上値の重さがみられたとしても、ショートからのエントリーは控えておきたいところだ。

 週足では上向きで推移する+1σ(4万2290円)と+2σ(4万4110円)とのレンジを継続しているが、+1σまでの調整を経てリバウンドをみせてきており、+2σ水準をターゲットとしたセンチメントに向かわせよう。

 28日の米VIX指数は14.43(27日は14.85)に低下した。一時14.12まで下げる場面もみられており、昨年12月以来の14.00割れも射程に入るなかで、リスク選好の状況とみておきたい。

 昨日のNT倍率は先物中心限月で13.85倍と前日比変わらず。一時13.82倍に低下する場面もみられたが、その後の切り返しで75日移動平均線(13.85倍)を突破しており、25日線(13.87倍)を捉えてきた。ただ、25日線に上値を抑えられる形になり、その後は75日線水準での攻防が続いた。日経225先物が4万3000円を回復し、同水準での底堅さがみられるようだと、NTショートを巻き戻す動きが強まりそうである。

株探ニュース

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