ゴム市況=総じて下落、2月限は終盤にマイナスサイドに軟化

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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JPXゴムの相場表(帳入値と前営業日比)
                 RSS3                         TSR20
  2025/09      2026/02       2026/08     2025/10       2026/09
 320.0 - 0.3   314.8  - 0.3   317.0  0.0   255.0  0.0    255.0  0.0 新甫
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    上海ゴム1月限     15,850   + 20 (午後3時40分時点)
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【市況】
 ゴムRSS3号は総じて下落。寄り付きは、上海ゴム夜間取引が小動きのため、手掛
り材料難で夜間取引と同値圏で推移。日中取引の上海ゴムが一時、小幅高で推移から、
午前中から地合いを引き締める限月が優勢となった。期中2月限は正午前に1.3円高
で推移。午後に入り、一時3.8円高まで上げ幅を拡大。しかし早々に高値を離れ、終
盤から引けてはマイナスサイドに軟化した。閑散商いで玉の出方次第で下げ幅は限月に
より異った。2番限の期近5月限が9.4円安と暴落。
 TSR20は出来ず。

 大引けのRSS3号は前営業日比9.4円安〜変わらず、活発限月の2月限は同
0.3円安の314.8円、期先26年8月限は同変わらずの317.0円、総出来高
は252枚、TSR20は全限が同変わらず。上海天然ゴム先物は同10ポイント安〜
25ポイント高、総出来高は81枚。

【2月限は一時上げ幅を拡大も買いエネルギー不足で小幅安】
 期中2月限は夜間取引から買い優勢となり、1円高の316.1円で夜間取引を終
了。日中取引でジリ高となり、3.8円高の318.9円高まで上げ幅を拡大し、先月
29日の高値と顔合わせしたが、早々に上げ幅を削り、終盤にマイナスサイドに軟化
し、小幅安で引けた。14日間の相対力指数(RSI)は45台に低下し、弱気継続。
5、21日移動平均線は317円台で交錯し、下向き。出来高は終盤にやや増加し、
250枚台に届いたが、中盤、一段高になるには買いエネルギー不足だった。
 RatingDog(旧財新)の8月の中國・製造業購買担当者(PMI)が50.
5となり前月の49.5から改善し、景況感の分かれ目とされる50.0も上回った。
中国の代表株価指数の上海総合指数が上昇したが、上海ゴムは小幅安で推移し、波及は
見られず。今夜の米国の商品先物市場がレイバーデーの祝日で休場のため、総見送りム
ード。

【シンガポールゴムと上海ゴム相場】
 シンガポールゴム市場は、RSS3号が12月限のみ約定し、5.5セント高。TS
Rは20は総じて売りが先行し、1.3〜0.4セント安で推移している。

 上海ゴムは小幅高。中心限月の1月限は、夜間取引では売り物がちの展開となり、前
営業日比5元安の1万5825元で引けた。日中取引はジリ安となり、75元安の
1万5755元で午前の取引を終えた。午後はわずかなららプラスサイドに浮上も上値
重く推移。

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