[本日の見通し]石油=堅調、ハリケーンの兆候は今のところ限定的

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 日中取引開始後、原油の2026年1月限は堅調。夜間取引の高値圏で推移してい
る。

 米国はハリケーンシーズンに入っているものの、今のところ米石油関連施設が集中す
る米メキシコ湾岸が悪天候に見舞われる見通しにはない。米国立ハリケーンセンター
(NHC)は熱帯性低気圧に発達しそうな兆候が大西洋から米国に向かうと予報してい
るものの、警戒する段階にはない。
 ただ、米ベーカーヒューズが発表する米石油掘削リグの稼働数は減少を続けており、
米国の減産がまもなく始まる公算である。原油安を背景に収入が限定される米石油企業
は追加設備投資に消極的であり、ハリケーンによる被害が発生した場合も復旧が遅れる
リスクがあることは留意しておくべきだろう。
 時間外取引でニューヨーク原油10月限は前日比0.70ドル高の64.71ドルで
取引されている。本日これまでのレンジは63.66ドルから64.88ドル。
 原油1月限の予想レンジは6万0500円から6万1500円、ガソリン先限は8万
0500円から8万1500円、灯油先限は8万0500円から8万1500円。
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