[本日の見通し]石油=大幅安、API統計は材料視しづらい

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 日中取引開始後、原油の2026年1月限は大幅安。6万0780円まで下げ幅を広
げた。

 米石油協会(API)が発表した米週間石油在庫統計で、原油在庫は前週比62万
2000バレル増となった。米エネルギー情報局(EIA)が発表している週報で、製
油所稼働率は高水準からピークアウトしつつあり、原油消費量の減少が原油在庫の増加
につながった可能性がある。
 API統計でガソリン在庫は前週比457万7000バレル減となった。ガソリン需
要は引き続き底堅いようだが、夏場の需要期は終了しており、冬場に向けてガソリン消
費は減少していくだろう。時期的にAPI統計は材料視しづらく、EIA週報もあまり
手がかりとならないだろう。
 時間外取引でニューヨーク原油10月限は前日比0.18ドル安の63.79ドルで
取引されている。本日これまでのレンジは63.76ドルから63.84ドル。
 原油1月限の予想レンジは6万0300円から6万1300円、ガソリン先限は8万
0500円から8万1500円、灯油先限は8万2500円から8万3500円。
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