●週間見通し原油、OPECプラス増産だと60ドル割れ=マーケットエッジ

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 前週は66ドル台まで切り返した後、61ドル台後半まで急反落する荒れた展開にな
った。週前半は米財務省がイラン産原油に対する制裁を発表したこともあり、買いが膨
らんだ。しかし、そのタイミングでOPECプラスが7日の会合で追加の減産縮小を決
めるとの観測報道が流れると売り優勢の展開になり、逆に急落地合を形成した。需給緩
和が警戒される中、OPECプラスが更に供給量を増やすリスクが警戒された。
 今週も戻り売り優勢の展開が基本になる。まずは7日のOPECプラスの協議内容が
注目される。仮に減産縮小合意が見送られると、前週後半の軟調地合の反動から一気に
65ドル水準まで切り返す可能性がある。一方、OPECプラスが更に減産縮小を進め
るとの見方が確認されると、60.00ドルの節目を意識した展開になる見通し。需給
緩和の戻り売りが基本になる。ただし、イラン産とロシア産に大きな供給リスクを抱え
ていることには注意が必要。
 予想レンジは59.00〜64.00ドル。

(マーケットエッジ・小菅 努)



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