ゴム午前=総じて反落、上海ゴムの伸び悩みを嫌気

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
【市況】
 ゴムRSS3号は総じて反落。寄り付きでは、上海夜間高を好感し、地合いを引き締
める限月が目立った。ただ、活発限月の2月限は、レンジの上限に接近していることか
ら、戻り売りを浴び、マイナスサイドに沈んだ。中盤に入ると、日中取引の上海ゴムが
伸び悩みをみせたことから、売りが優勢となり、総じて反落となっている。TSR20
は出来ず。
 午前11時40分現在のRSS3号は前営業日比2.1円安〜0.4円高。活発限月
の2月限は同2.1円安の322.0円、期先26年8月限は出来ず、推定出来高は
128枚(前日夜間取引含む)。上海天然ゴム先物は1月限のみ約定し、100ポイン
ト安、推定出来高は52枚。

【上海1月限はダブルトップを付けるか】
 午前の上海ゴムは上値が重い展開となっている。中心限月の1月限は、5日の取引で
一時1万6370元まで上昇、終値も1万6120元と1万6000元台を上抜いた。
ただ、日足はやや上ヒゲの長い陽線となっており、前回、1万6000元超で引けた
が、ダマシとなった7月25日の日足に似ている。
 この時は、翌営業日の28日から下落を開始、6日連続陰線となり、8月4日には1
万5075元まで下落した。今回、同様の値動きになる可能性は低いとみるが、市場に
は警戒感が広がっており、上海ゴムの上値を重くしている。

【シンガポールの取引序盤と上海ゴム相場】
 シンガポールゴム市場は、RSS3号が出来ず。TSR20は売りが優勢となり、
1.8〜1.1セント安で推移している。
 上海ゴムは堅調。午前11時00分現在、指標限月の2026年1月限は、前営業日
比70元高の1万6190元で推移している。

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