日経225先物は11時30分時点、前日比550円高の4万3620円(+1.27%)前後で推移。寄り付きは4万3700円と、シカゴ日経平均先物清算値(4万2890円)を大きく上回る形から、ギャップアップで始まった。現物の寄り付き直後に4万3340円まで上げ幅を縮める場面もみられたが、中盤にかけてはショートカバーを交えた強い基調によって、一時4万3850円まで上げ幅を広げた。買い一巡後は高値圏での推移をみせたものの、4万3850円辺りでの上値の重さが意識されるなかで、終盤にかけては4万3600円辺りでの推移となった。 石破茂首相が退陣表明したことで、市場では新政権に対する期待感からインデックスに絡んだ商いが集中した。日経225先物は節目の4万3000円およびボリンジャーバンドの+1σ(4万3350円)を一気に上抜けて始まったことで、ショートカバーを誘う形になった。買い一巡後は4万3340円まで上げ幅を縮めたものの、+1σが支持線として機能したことで、中盤にかけて上へのバイアスが強まったようだ。 また、8月19日につけた高値4万3930円に接近したことで、利益確定に伴うロング解消も入りやすいところだろう。終盤にかけては4万3600円辺りでの推移をみせているが、+1σを上回っての推移を継続するようだと、引けにかけてショートカバーが入りやすくなりそうである。 NT倍率は先物中心限月で13.91倍に上昇した。一時13.96倍まで上昇する場面もみられ、抵抗線として意識されやすい200日移動平均線(13.93倍)を上回った。指数インパクトの大きい値がさ株が日経平均型を牽引する形だった。いったんはNTロングを巻き戻す動きも入りやすいだろう。ただ、200日線を明確に上抜けてくる局面では、NTロングによるスプレッド狙いに向かわせそうだ。 株探ニュース
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