週明け、石破首相の退陣表明受けた円安が優勢も、午後は調整目立つ=東京為替概況

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
週明け、石破首相の退陣表明受けた円安が優勢も、午後は調整目立つ=東京為替概況
   
 先週末の米雇用統計を受けてドル安円高が進んだ後を受けた週明け8日の市場。週末に石破首相が退陣を表明したことで円売りが一気に強まる形で週の取引がスタートした。ドル円は先週末の米雇用統計で148円20銭台から146円82銭まで急落。その後少し戻して147円40銭台で先週の取引を終えた。週明けは148円台を回復してスタート。朝方に147円93銭を付ける場面も、すぐにドル買い円売りに転じ、寄り付きからの株高もあって朝に148円58銭を付けている。その後、高値からは利益確定の売りが入って昼前に148円00銭台まで売りが出ると、午後に入って少し買われるも148円20銭台までにとどまり、ロンドン勢が参加してくる時間帯になって148円00銭割れを付けている。
  
 クロス円も一気に円売りでスタート。ユーロ円は先週末米雇用統計後に172円49銭まで下げた後、172円70銭台で先週の取引を終えた。週明けは173円00銭前後でスタート後、すぐに上昇。朝の円安局面で173円91銭を付けている。7月28日に付けた173円97銭以来の高値圏。昨年7月以来となる174円台は付けきれず、その後はドル円の調整もあって昼前に173円40銭前後まで売りが出た。午後は173円50銭を挟んでの推移。
  
 ポンド円は先週末の米雇用統計後に198円68銭を付けた後、199円10銭台で週の取引を終え、週明けは199円60銭台でスタート。199円52銭を付ける場面もすぐに円売りに転じ、朝に200円35銭を付けた。先週付けた200円10銭台の高値を超え、昨年7月以来の高値圏。昼前に200円00銭割れまで売りが入ると、午後は200円00銭を挟んでの推移。
  
 円主導の展開でユーロドル、ポンドドルは比較的落ち着いた動き。ユーロドルは1.1710を挟んでの推移から、午後に入ってドル売りがやや優勢となり1.1723を付けた。ポンドドルは朝に1.3514を付けた後、少し落とし1.3480-1.3510レンジ。
  
MINKABUPRESS 山岡
 

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