ゴム午前=まちまち、上海安を背景に徐々に地合いを緩める

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
【市況】
 ゴムRSS3号はまちまち。寄り付きでは、上海夜間で中心限月の1月限が大幅安と
なったことを嫌気して、売りが優勢となり、一部限月がマイナスサイドに沈んだ。中盤
に入ると、日中取引の上海ゴムが売り物がちの展開となっていることから、徐々に地合
いを緩めている。TSR20は出来ず。
 午前11時44分現在のRSS3号は前営業日比4.0円安〜3.6円高。活発限月
の2月限は同0.4円安の320.0円、期先26年8月限は出来ず、推定出来高は
352枚(前日夜間取引含む)。上海天然ゴム先物は15〜25ポイント高、推定出来
高は23枚。

【タイオファーは69バーツ割れ】
 産地価格がジリジリと水準を引き下げ、タイオファーは69バーツを割り込んだ。9
月9日のタイ南部の天然ゴム主要積み出し港のソンクラ渡しのオファー価格は、前営業
日比0.92バーツ安の68.17バーツが提示された。
 タイオファーは、6月6日以降、72〜73バーツ台を中心として値動きが続いてい
たが、8月1日に71バーツ台に下落すると、8月中は70〜71バーツ台での取引と
なった。だが、9月1日に69.54バーツが提示され、8月のレンジから下放れる
と、昨日は68バーツ台に下落した。今年の産地天候は、平年並みと見込まれており、
産地相場は一段安の可能性がある。

【シンガポールの取引序盤と上海ゴム相場】
 シンガポールゴム市場は、RSS3号が2月限のみ約定し、0.8セント高。TSR
20は総じて売り物がちの展開となり、0.8セント安〜0.3セント高で推移してい
る。
 上海ゴムは軟調。午前11時05分現在、指標限月の2026年1月限は、前営業日
比150元安の1万5940元で推移している。

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