NY原油市況=続伸、ウクライナはロシア石油施設への攻撃を継続

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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ニューヨーク原油(NYMEX)
              始 値     高 値   安 値   帳入値   前日比
  2025/10     62.97       63.67       62.52       63.30        + 0.61
  2025/11     62.69       63.38       62.26       63.02        + 0.60
  2025/12     62.42       63.11       62.04       62.76        + 0.57
  推定出来高        前日出来高      前日取組高 (前々日比)
     未入電              847,674             1,955,814    ( + 14,098)
                     帳入値  前日比
      ヒーティングオイル    2025/10     233.11    + 4.11
                            2025/11     232.41    + 4.04
         改質ガソリン       2025/10     201.34    + 2.80
                            2025/11     195.20    + 2.32
注:4本値は立会い取引終了までの値段で、立会い取引終了後の電子取引の値段は含み
  ません。電子取引が立会い取引までの高値および安値を更新した場合、相場表の高
  値および安値と市況内の相場表の4本値は異なります。
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 ニューヨーク原油の期近は続伸。終値の前営業日比は、期近2限月は0.60〜
0.61ドル高。その他の限月は0.34〜0.57ドル高。
 ウクライナ軍がロシアの石油関連施設へのドローン攻撃を続けていることが相場を支
えた。ウクライナはロシアの主要な輸出港であるプリモルスクやウチスルガ、この輸出
港へつながるポンプ場、キリシ製油所など、ロシア第2の都市サンクト・ペテルブルグ
付近の石油関連施設を立て続けに標的としている。
 米国や欧州連合(EU)によるロシアに対する二次制裁が引き続き警戒されているこ
とも支援要因。ロシア産の石油を購入している中国やインドなどに対する関税が引き上
げられ、ロシア産の石油が行き場を失うようだと、供給が不足する。ただ、米国やEU
などは中国に対する関税引き上げには及び腰。
 時間外取引で10月限はしっかり。通常取引が始まると63.67ドルまで強含ん
だ。
 改質ガソリンとヒーティングオイルの期近は続伸。原油相場に連動した。
今日の材料
・カタールにイスラエルとハマスの交渉の仲介役を継続するよう要請=米国務長官
・アラブ首脳、ドーハ攻撃を「地域の平和への展望を損なう」と非難
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