金・銀市況=続伸、上げ幅を拡大し先限含む4本が3ケタ高維持

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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貴金属の相場表(帳入値と前営業日比)
         2025/10          2026/08    ドル建て現物価格 15:45 現在
金         17,416   + 95    17,584  +113   : 3,689.33   +40.59
銀          192.0    0.0     199.9  +3.9  : 4,274.00   +76.00
プラチナ     6,515     +4     6,275   +54  : 1,403.20   +11.40
パラジウム   5,600   +100     5,600  +100  : 1,188.99   - 7.73
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      15:45 現在 前営業日比        15:45 現在  前営業日比
ドル・円相場    146.84   -0.62  ユーロ・ドル相場   1.1785  +0.0055
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【市況】
 金が続伸。ニューヨーク高を受けて買い優勢で始まった。その後は、ドル建て現物相
場の堅調を受けて上値を伸ばし、上場来高値を更新。買い一巡後は上げ一服となったが
先限は正午前に95円で推移。午後に入り、ドル建て現物相場が堅調に推移から上げ幅
を拡大し、100円超の上昇となった。終盤も堅調に推移し、先限含む4本が3ケタ高
維持して引けた。全限月が一代高値を更新。
 銀はまちまち。先限が上昇し、3.9円高。期先6月限が1円安。他は出来ずも帳入
値は変わらず〜3.0円高。
 前営業日比は、金標準、金ミニが95〜113円高、ゴールドスポットが108円
高、銀が1.0円安〜3.9円高。
 推定出来高は、金が2万9814枚、金ミニが1万1126枚、ゴールドスポットが
1434枚、銀が4枚。
【金先限は稀に見る強気相場。同時に短期的な買い過剰感が強い】
 金先限は日中取引を1万7552円で買い優勢で取引を開始。午前10時過ぎに1万
7646円を付け、先限の上場来高値をさらに更新。短期トレーダーらの利食い売りを
吸収し、午後は3ケタ高で推移した。14日間の相対力指数(RSI)は終値で86台
後半となり稀に見る強気相場。同時に短期的な買い過剰感が強い。
 週明けにドル安進行を受け、上伸。アジア時間に入っても上値追いの勢いは衰えず、
ドル建て現物相場は3687.76ドルをつけ史上最高値を更新。
 商品相場全体の値動きを示すロイター・CRB指数は15日に305台に乗せ、7月
29日以来の高値をつけた。貴金属、原油、非鉄、穀物、粗糖・コーヒーなどソフト商
品など全面高。抵抗線の306.20超えが近く、商品市場に投資資金の流入が鮮明。
原油を除く工業品中心に循環物色か。
【ロンドン=現物相場】
 金のドル建て現物相場は、上伸。きのうの海外市場は、米連邦準備理事会(FRB)
の利下げ見通しを受けて買い優勢となり、史上最高値を更新した。アジア市場では、朝
方の3678.63ドルから、3687ドル台まで上昇したのち、上げ一服ながら、正
午前に3675ドル台で買い拾われた。午後に入り、3680ドル台前半で値固めを終
えた後、午後3時過ぎから再上昇となり、午後4時過ぎに3693ドル台まで上値を伸
ばした。ドル安が追い風。
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