LME市況=アルミは続伸、銅・ニッケルはFOMC前の玉整理から反落

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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           現物           3カ月物
    アルミ        2,732.98  +   27.71      2,717.00  +   16.50
    アルミ合金      2,509.00       0.00      2,509.00       0.00
     銅        10,067.24  -   57.33     10,126.50  -   60.00
    ニッケル      15,239.37  -   10.95     15,428.00  -    8.00
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 アルミ3カ月物は続伸。2701ドルで堅調で取引を開始した後は銅の軟調な動きに
追随安となって2700ドルを割り込み2691ドルの安値を付けた。欧州の時間帯に
かけて買い戻されて2700ドル台を回復したことで更に買い戻され、米国の時間帯に
は2710ドル台後半に達した。16〜17日開催の米公開市場委員会(FOMC)を
控えて模様眺め雰囲気が高まるなか2712ドルを下値支持線とする高もちあいで推移
した。
 銅3カ月物は反落。1万0168ドルで軟調で寄り付いた直後に1万0177.50
ドルの高値を付けたが、その後はこれまでの上伸後の転売や米公開市場委員会(FOM
C)を控えて玉整理基調が強まったため下値を探る動きとなり1万0086ドルの安値
を付けた。その後はアジア株の堅調を受けて買い戻されて1万0140ドル台を回復。
欧州の時間帯以降も転売が見られた後は押し目買いが入って値位置を切り上げる動きを
繰り返し1万0160ドル台後半まで値を伸ばした。しかし、米トランプ政権による自
動車部品への新たな関税賦課の可能性や米株安が重石となり、終盤に売り崩されて軟調
で終えた。
 ニッケル3カ月物は小反落。1万5410ドルで軟調で取引を開始。その後は米公開
市場委員会(FOMC)を控えて模様眺めの雰囲気が強まるなか概ね1万5365〜1
万5435ドルのレンジ内で高下。米国の時間帯に1万5450ドルの高値まで浮上し
たが転売を受けて値位置を落とし、小安く取引を終了。
今日の材料
・16日のアジア太平洋株式市場は総じて上昇。
・中国上海総合指数は小反発、1.36ポイント高の3861.86ポイント。
・欧州株は下落。投資家はFOMCを前に様子見姿勢を強めた。米国が自動車部品の輸入
 に新たな関税を検討しているとのニュースが流れたことで通商リスクも意識された。
・8月の米小売売上高
 結果 0.6%
 予想 0.2% 前回 0.6%(0.5%から修正)(前月比)
 結果 0.7%
 予想 0.4% 前回 0.4%(0.3%から修正)(自動車除くコア・前月比)
・ドルは下落。ドル円は1ドル=146.20円台まで下落。ユーロドルは21年9月以来、4
 年ぶりの高値となる1ユーロ=1.1878ドルまで上伸。
・米国株は反落。ニューヨークダウが125.55ドル安。ナスダックス指数は14.79ポイ
 ント安(0.07%低下)。
・ニューヨーク貴金属は金が小幅高も他3品は売り優勢。ニューヨーク原油は続伸。
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