午前にドル高進む、高値圏もみ合い経て、その後少し調整=東京為替概況 ドル円は先週末に148円28銭を付けるなど、ドル高が優勢。少し調整が入って147円90銭台で先週の取引を終え、週明けも同水準でスタート。朝に147円88銭を付けたが、すぐにドル高円安に転じた。先週の米FOMCや日銀会合をこなし、従来のドル高円安基調に復す展開。日経平均の力強い上昇もリスク選好の円売りにつながった。 ドル円は午前中に148円38銭と先週の高値を更新して上昇。その後午後まで高値圏もみ合いとなった。日本国債利回りが上昇し、ベンチマークとなる10年債利回りが2008年以来約17年ぶりの高い水準となったが、ドル高円売りの流れが続くなど、力強さが見られた。 ロンドン勢が入る時間帯に入って、調整の動きが広がり、148円00銭台を付けた。自民党総裁選の告示が本日行われ、出馬を表明していた5名が立候補、所見演説を実施した。小泉農水大臣が優勢との見方が海外勢を中心に円買い材料(高市前経済安全保障相が円安材料として見られており、その反動)として意識されており、ドル円の上値を抑えた面があるとみられる。 ユーロドルはドル高がやや優勢で朝の1.1749から1.1726を付けたが、ロンドン勢が入る時間帯になってドル安が優勢になり1.1746までと下げ分のほとんどを解消。ポンドドルもドル高が優勢となり昼過ぎに1.3453を付け、1.3480台へ反発という展開。 ユーロ円はドル円同様に円安が優勢となり、朝の173円70銭前後から174円08銭を付けた。ロンドン勢が入る時間になって円買いが強まると173円80銭台を付けている。ポンド円は朝に199円20銭を付けた後、昼過ぎに199円70銭台まで上昇。その後は199円50銭台まで調整。ドル円の下げと対ドルでのポンド買いが交錯も、やや円買いが優勢。 MINKABUPRESS 山岡
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