更新:ゴム市況=まちまち、期中2月限は終盤に地合いを引き締め2.4円高

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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JPXゴムの相場表(帳入値と前営業日比)
                 RSS3                        TSR20
  2025/09      2026/02       2026/08        2025/10       2026/09
 307.5 -11.6   309.4  + 2.4   310.0  -7.0   254.0   0.0    254.0   0.0
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    上海ゴム1月限     15,560 +30(終値)
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【市況】
 ゴムRSS3号は。まちまち。寄り付きは、上海ゴム夜間が小幅高で推移したことを
好感し、夜間取引の下げ幅を縮小し、総じてプラスサイドに振れた。買い一巡後は再び
地合いを緩めた。中盤に入ると、日中取引の上海ゴムが伸び悩む中、マイナスサイドで
推移する限月が目立った。午前中、指標限月の期中2月限のみ、買い優勢で推移。午後
は動意を欠く展開が続いたが、終盤にかかる前に地合いを引き締めた。飛び石連休の谷
間で閑散商いのなか、買い戻しが先行となったもよう。
 9月当限が11.6円安の暴落となったが、2番限以降への影響は限定的。
 TSR20は出来ず。

 大引けのRSS3号は前営業日比11.6円安〜3.9円高、活発限月の2月限は同
2.4円高の309.4円、期先26年8月限は同7.0円安の310.0円、総出来
高は190枚、TSR20は全限が同変わらず。上海天然ゴム先物は、50〜150ポ
イント高、総出来高は91枚。

【期中2月限は308円を試し買い戻しが優勢もよう】
 閑散商いの玉の出方次第の展開のなか、。期中2月限は夜間取引で305.8円まで
下落。日中取引は小幅安で推移後、午後になり、プラスサイドに浮上し、308円を試
すと310円まで上げ幅を拡大した。飛び石連休の谷間で閑散商いのなか、買い戻しが
優勢か。310円超えなら、19日の高値313.5円を目指すか。305.8円で下
げ渋ったが、305円を割り込むと300円を目指すと予想。
 総取組高が19日時点で2857枚。月初は3479枚あったが、3週間で約18%
の急減。今後、一段と減少となると、流動性が低下、新規売買が見送られる悪循環に陥
る。出来高、取組高の回復が待たれる。

【シンガポールゴムと上海ゴム相場】
 シンガポールゴム市場は、RSS3号が出来ず。TSR20は総じて買い優勢とな
り、0.2セント安〜1.3セント高で推移している。

 上海ゴムは小幅高。中心限月の1月限は、夜間取引では買いが先行し、前営業日比
15元高の1万5545元で夜間取引を終えた。日中取引に入ると、上値は重く、¥小
幅安に軟化し、20元安の1万5510元で午前の取引を終えた。午後に入り、上げ幅
は限定的ながら買い優勢。

MINKABU PRESSS
*上海ゴムの終値を更新。

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