[本日の見通し]石油=しっかり、API統計は材料視しづらい

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 日中取引開始後、原油の2026年2月限はしっかり。夜間取引の高値からやや押し
戻されている。

 米石油協会(API)が発表した米週間石油在庫統計で、原油在庫は前週比382万
1000バレル減となった。製油所稼働率は夏場の高水準からピークアウトしているも
のの、原油在庫が取り崩されたことからすれば、輸出入が押し下げ要因となった可能性
が高い。ガソリン在庫は前週比104万6000バレル減と、需要が底堅く推移してい
るかもしれないが、製油所稼働率の低下とともに製品供給量は減少しており、ガソリン
在庫の減少に違和感はない。ガソリンから留出油へ需要の中心が移り変わる時期である
ため、米エネルギー情報局(EIA)の週報が手がかりとなることもなさそうだ。
 時間外取引でニューヨーク原油11月限は前日比0.30ドル高の63.71ドルで
取引されている。本日これまでのレンジは63.61ドルから63.84ドル。
 原油2月限の予想レンジは6万0200円から6万1200円、ガソリン先限は8万
0500円から8万1500円、灯油先限は8万4500円から8万5500円。
MINKABU PRESS

このニュースの著者

MINKABU PRESS

みんなの株式をはじめ、株探、みんかぶFX、みんなの仮想通貨など金融系メディアの 記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコン テンツなど幅広く提供しています。