大阪12月限 日経225先物 45460 +40 (+0.08%) TOPIX先物 3156.5 +10.0 (+0.31%) 日経225先物(12月限)は前日比40円高の4万5460円で取引を終了。寄り付きは4万5370円とシカゴ日経平均先物清算値(4万5375円)にサヤ寄せする形で、やや売りが先行して始まった。4万5260円まで下げ幅を広げた後は4万5300円~4万5400円辺りで下げ渋りをみせ、前場終盤にかけてレンジを上抜けてプラス圏を回復すると、4万5580円まで買われる場面もみられた。ただ、前場は概ねナイトセッションでのレンジ(4万5270円~4万5600円)での推移であり、後場は4万5370円~4万5550円とさらに狭いレンジでの推移となっている。 前日に日経平均株価を牽引したソフトバンクグループ<9984>[東証P]が、売りが先行した後に切り返してきたことでロングを誘う形になったようである。ただし、アドバンテスト<6857>[東証P]は底堅さが意識されたもののマイナス圏での推移が続いたため、ポジションを傾けにくい需給状況だったとみられる。方向性が見極めにくいため、スキャルピング中心のトレードを余儀なくされたようだ。 本日もソフトバンクグループが日経平均株価を牽引する形だった。指数インパクトが大きく、連日で最高値を更新しているため過熱感は警戒されつつ、インデックスファンドなどではパフォーマンスの観点から組み入れないわけにはいかず、特に出遅れているファンドでは比率を高める必要に迫られているのだろう。アドバンテストから主役交代となれば、先物市場でも過剰に反応する展開が意識されそうだ。 日経225先物はボリンジャーバンドの+1σと+2σによるレンジ内での推移を続けているが、ナイトセッションで+2σは4万6050円辺りに位置しており、同バンドから下放れてきている。+1σ(4万4780円)をターゲットとしたショートは考えにくいが、短期的には4万5000円辺りを試してくる可能性がありそうだ。そのため、オプション権利行使価格の4万5000円から4万5750円辺りのレンジを想定しておきたい。 NT倍率は先物中心限月で14.40倍に低下した。ボリンジャーバンドの+2σ(14.48倍)を明確に下放れてきたことで、NTロングを巻き戻す形でリバランスが入りやすくなりそうだ。ただ、中間配当取りの動きからTOPIX型の強さが目立った点もあったとみられ、イベント通過で再びNTロングに振れるかを見極めたいところであろう。 手口面(12月限:立会内)では、日経225先物はABNクリアリン証券が1万4261枚、ソシエテジェネラル証券が9168枚、サスケハナ・ホンコンが3685枚、JPモルガン証券が1684枚、バークレイズ証券が1653枚、日産証券が1313枚、モルガンMUFG証券が1045枚、ゴールドマン証券が768枚、楽天証券が646枚、野村證券が631枚だった。 TOPIX先物はABNクリアリン証券が2万3386枚、ソシエテジェネラル証券が2万1097枚、JPモルガン証券が8391枚、バークレイズ証券が6195枚、モルガンMUFG証券が4374枚、ゴールドマン証券が3908枚、野村証券が2410枚、ビーオブエー証券が2250枚、サスケハナ・ホンコンが1481枚、シティグループ証券が1418枚だった。 株探ニュース
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