シカゴ大豆市況=総じて小幅続伸、四半期在庫報告前の玉整理で

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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               始 値   高 値    安 値   帳入値    前日比
   2025/11    1,012.00    1,015.75     1,008.75    1,013.75     + 1.50
   2026/01    1,031.00    1,034.50     1,028.25    1,033.00     + 1.75
   2026/03    1,047.00    1,050.50     1,044.75    1,049.00     + 1.50
   単位:枚   推定出来高   前日出来高   前日取組高(前々日比)
   先物       173,138         209,225         937,542  (+ 10,331)

 注:4本値および出来高・取組高は、相場表と異なる場合があります。当該取引所か
ら電子取引を含む相場データの訂正が頻出しています。市況送信の際は細心の注意を払
っていますが、最新データは相場表でご確認ください。推定出来高は米国中部時間午後
4時現在の数値です。
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*米気象庁発表の6−10日予報(10月2日−10月6日)
 コーンベルト西部の気温は平年を上回る。雨量は平年を上回る。
 コーンベルト東部の気温は平年を上回る。雨量は平年を下回る〜平年並。
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 大豆は総じて小幅続伸。終値の前営業日比は1.25〜2.75セント高。中
心限月の11月限は1.50セント高の1013.75セント。
 翌週発表される四半期在庫報告を控えた玉整理基調のなか、買い戻し優勢となった。
ただ、米国の大豆輸出は低迷が続いているうえ、中国からの需要が停滞していることが
弱材料視されており、上げ幅は限られた。
 11月限は1012セントで取引を開始。アジアの時間帯前半に値を落とした後は、
欧州の時間帯を終えるまで1012.50セントを上値抵抗線とする安もみとなった。
米国の時間帯に浮上し1015.75セントの高値を記録。その後、値を落としながら
も1011.50セントを下値支持線とするもちあいとなり、プラスサイドを維持して
取引を終えた。

 米国産地の天気概況は以下の通り(米農務省の農業天気ハイライトを要約)。
 コーンベルトでは土壌水分が乾燥傾向にあった南部で慈雨となった後、穏やかな天気
が広がっている。コーンベルト西部では夏穀物の成熟ペースが平年を下回るなか、気温
が上昇し成熟・収穫に適した天気となっている。
 今後5日間、プレーンズ及び中西部では概ね降雨は発生しないだろう。南東部海域で
は今後数日内に熱帯性サイクロンが発生し大西洋沿岸南部に接近する見込み。
 10月1〜5日にかけて気温および雨量は全国的に平年並〜平年を上回るだろう。

*米小麦産地の天気概況は以下の通り(米農務省の天気概況及び予報を要約)。

 プレーンズでは、暖かななか降雨は発生しておらず、穀物の成熟や農作業が進行。
 米国南部では、メキシコ湾岸西部からミシシッピデルタにかけて降雨の発生はない。
南東部では降雨が発生。

 大豆製品は、大豆粕・大豆油はともにスプレッドに絡んだ売買を受けて大豆粕が堅調
となる一方、大豆油は軟調となった。
 大豆粕12月限は前日比1.40ドル高の274.60ドル。
今日の材料
・コーンベルトでは土壌水分が乾燥傾向にあった南部で慈雨。
・コーンベルト西部では気温が上昇し成熟・収穫に適した天気に。
・今後5日間、プレーンズ及び中西部では概ね降雨は発生しないもよう。

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