NYプラチナ市況=反発、貴金属市場への資金流入が続く

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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            始 値   高 値   安 値   帳入値   前日比
 プラチナ   (26/ 1)   1590.1      1649.9      1582.0      1642.1    + 56.1
         (26/ 4)   1605.8      1660.0      1593.7      1652.6    + 55.9
 パラジウム  (25/12)   1269.00     1300.50     1257.00     1293.00   + 33.70
         (26/ 3)   1281.00     1313.00     1279.00     1307.20   + 33.30
           推定出来高  前日出来高  前日取組高    (前々日比)
 プラチナ         19,063        33,905        89,929        (-  2,111)
 パラジウム          3,710         8,523        22,593        (+    638)
 注:4本値および出来高・取組高は、相場表と異なる場合があります。当該取引所か
ら電子取引を含む相場データの訂正が頻出しています。市況送信の際は細心の注意を払
っていますが、最新データは相場表でご確認ください。
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・NY為替   円    ユーロ    ・NYダウ           46,758.28  + 238.56
    前日   147.25/27   1.1716/18    ・ナスダック          22,780.51  -  63.54
    本日   147.23/25   1.1719/21    ・10年米国債利回り       4.12  +   0.03
・NY原油 (25/11)  60.88 + 0.40     ・SPDR保有金残高    1015.74  -   3.15
注:SPDRの保有金残高は前日発表の数値。本日付けはニューヨーク時間の午後6時(日
本時間の翌日の午前8時)に更新予定。
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 プラチナ系貴金属(PGM)はプラチナ、パラジウムは大幅反発。前日比はプラチナ
が54.5〜56.6ドル高、中心限月の1月限が56.1ドル高、パラジウムは
33.20〜33.70ドル高、中心限月の12月限は33.70ドル高。
 プラチナ1月限は反発。ドル離れや米国離れを背景に貴金属市場への資金流入が継続
している。金と比較して産業用需要の多いプラチナにとって米政府機関の閉鎖による景
気悪化は下振れ要因だが、経済を混乱させるほど長期化するとは想定されていない。
 ただ、米政府機関の閉鎖が継続する場合、今月の米連邦公開市場委員会(FOMC)
で追加利下げが見送られる可能性が高いことはドルの支援要因で、プラチナ相場の重
し。民間の米経済指標だけでは、追加利下げが妥当かどうか判断するには不十分。3日
は米雇用統計の発表が見送られている。
 引け後、イスラム組織ハマスがトランプ米大統領が提示した停戦案に合意したことは
貴金属市場の重し。ハマスはイスラエルの人質を全て解放し、パレスチナ人のみによる
新たな政府を受け入れるという。ただ、ハマスは停戦案の詳細について協議することも
要求している。一方、トランプ米大統領はイスラエルに即時攻撃停止を求めた。
 パラジウム12月限は反発。プラチナ相場に連動した。
今日の材料
・9月の米ISM非製造業景気指数は50.0まで低下、前回は52.0
・人質解放は戦闘停止とガザからの全面撤退が保証される形で行われる必要=ハマス
・政策決定は先験的に行う必要=ミランFRB
・住居費主導で大幅なディスインフレを予想している=同上
・あまりに長期な景気抑制政策は生産ギャップを拡大させる=同上
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