大阪12月限 日経225先物 47940 -250 (-0.51%) TOPIX先物 3229.0 -8.0 (-0.24%) 日経225先物(12月限)は前日比250円安の4万7940円で取引を終了。寄り付きは4万8510円と、シカゴ日経平均先物清算値(4万8585円)にサヤ寄せする形から、買い先行で始まった。現物の寄り付き直後に4万8590円まで買われた後は、利益確定に伴うロング解消が優勢となり、短期的なショートも入る形で前場中盤にかけて4万8090円まで売られる場面もあった。 ただし、4万8000円接近では押し目待ちのロングも入り、前場終盤にかけては4万8300円~4万8400円辺りのレンジで推移。ランチタイムでも同水準での底堅さがみられたが、後場終盤にかけてレンジを下抜くと、持ち高調整に伴うロング解消の動きが強まった。引け間際は4万8000円~4万8100円処で攻防をみせていたがキープできず、節目の4万8000円を割り込んで終えた。 前場中盤に4万8090円まで軟化した後は、4万8300円~4万8400円辺りでの推移をみせていたが、節目の4万8500円台を回復できなかったことで次第に持ち高調整に向かわせたようである。前日の大幅上昇の反動としては小幅な調整にとどまっており、押し目狙いのロング対応は継続。ただ、ナイトセッションでボリンジャーバンドの+2σが4万7980円辺りに上昇してきている。同バンドを割り込んでの推移が目立ってくると、もう一段の調整を意識したショートを誘いやすい。 また、本日もアドバンテスト<6857>[東証P]やソフトバンクグループ<9984>[東証P]が日経平均株価を牽引した形である。しかし、前日に強い上昇をみせていた東京エレクトロン<8035>[東証P]が年初来高値を更新後に軟化したほか、レーザーテック<6920>[東証P]は買い一巡後に売りに転じ、後場一段安で5%を超す下げとなった。半導体やAI(人工知能)関連株への物色は根強いものの、対象が絞られてくるようだと、ややセンチメントに影響しそうだ。 日経225先物は、まずは+2σ水準での底堅さを見極めたいところであろう。週足の+2σは4万7720円辺りで推移しているため、同バンドを下回ってくると、短期的にショートを誘う可能性がありそうだ。一方で4万8000円処で底堅さがみられれば、ロングの動きを強めてくることが期待されよう。+2σが支持線として機能するようだと、+3σ(4万9610円)とのレンジでの推移が続こう。 NT倍率は先物中心限月で14.84倍に低下した。一時14.95倍をつける場面もあり、21年6月以来の15.00倍乗せが意識されてきた。ただし、後場に入り指数インパクトの大きい値がさハイテク株の一角が軟化したことで、NTロングの巻き戻しに向かわせたようである。+2σは14.87倍辺りで推移しているため、同バンドを明確に割り込んでくると、NTショートに振れやすくなりそうだ。 手口面(12月限:立会内)では、日経225先物はABNクリアリン証券が2万5530枚、ソシエテジェネラル証券が2万5426枚、サスケハナ・ホンコンが5792枚、モルガンMUFG証券が4185枚、JPモルガン証券が3865枚、野村証券が3216枚、バークレイズ証券が2987枚、ゴールドマン証券が2719枚、大和証券が1637枚、みずほ証券が1624枚だった。 TOPIX先物はソシエテジェネラル証券が2万7970枚、ABNクリアリン証券が2万7252枚、JPモルガン証券が6989枚、バークレイズ証券が6283枚、モルガンMUFG証券が4498枚、ゴールドマン証券が4342枚、シティグループ証券が3700枚、サスケハナ・ホンコンが3254枚、ビーオブエー証券が1575枚、野村証券が1467枚だった。 株探ニュース
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