LME市況=全面高、中国の経済成長策への期待から買い優勢に

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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           現物           3カ月物
    アルミ        2,806.31  +   50.40     2,798.50  +   45.00
    アルミ合金      2,509.00       0.00     2,509.00       0.00
     銅        10,842.60  +  203.12    10,867.50  +  198.50
    ニッケル      15,320.19  +  153.36    15,492.00  +  146.00
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 アルミ3カ月物は続伸。2749ドルで小幅反落で取引を開始したが、銅や上海株の
堅調に追随高となり2790ドル台に浮上。一時2793ドルの高値を付けた。高値か
ら徐々に値位置を落としたが2777.50ドルを下値支持線にしてのもちあいに転じ
た。銅が高値でもみあいとなったことに追随する買いが終盤に見られて、2022年6
月以来の高値となる2807.50ドルを記録。高値を離れた後の押しも浅く、高値圏
で取引を終了。
 銅3カ月物は大幅続伸。1万0652ドルで軟調で取引を開始。アジアの時間帯序盤
に1万0591ドルまで値を落とす動きが見られた。しかし、国慶節の休場明けとなっ
た上海株が10月下旬の中国共産党会議において新たな経済成長策の方針が示されると
の期待感が強まるなか続伸となったことを受けて上値を試す動きとなった。アジアの時
間帯後半に1万1000ドルに到達し、昨年5月以来の高値をつけた。その後、上げ幅
をを縮小し、1万0840〜1万0895ドルのレンジ内での堅調に推移。過熱感から
利益確定の動きが広がったが、騰勢を保った。ニューヨークダウの軟調な動きが警戒さ
れたが、3ケタの上げ幅を維持して終えた。
 ニッケル3カ月物は反発。1万5335ドルで軟調で取引を開始。アジアの時間帯前
半には他非鉄貴金属の堅調が手掛かりとなって浮上し、1万5500ドル台に達した。
しばらく1万5500ドルを前後する動きとなった後、後半に1万5620ドルの高値
を記録したが、早々にもちあい圏に回帰。1万5500ドル前後を保つ堅調で取引を終
えた。
今日の材料
・9日のアジア太平洋株式市場は総じて上昇。
・中国上海総合指数は続伸、51.20ポイント高の3933.97ポイント。
・欧州株はまちまち。英仏株価指数が下落。独株価指数は小幅高。
・ドルは上昇。ドル円は1ドル=153円台前半まで上昇。ユーロドルは8月5日以来の
 安値となる1ユーロ=1.1539ドルまで下落。反発力は弱く、日足は4日連続の陰線
 引け。
・米国株は下落。ニューヨークダウは243.36ドル安で4日続落。ナスダックス指数
 は18.75ポイント安(0.28%安)で小反落。
・ニューヨーク貴金属はガザ停戦合意などで利食い売り。ニューヨーク原油は下落。
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