ＮＹ原油市況＝反落、ハマスとイスラエルが停戦の第１段階で合意

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ニューヨーク原油（ＮＹＭＥＸ）
              始　値    　高　値　　　安　値　　　帳入値　　　前日比
  2025/11     62.31       62.87       61.25       61.51        - 1.04
  2025/12     61.76       62.31       60.75       61.03        - 0.99
  2026/01     61.50       61.95       60.47       60.76        - 0.93
　　推定出来高      　　前日出来高　　　　　　前日取組高　（前々日比）
     未入電              743,302             2,017,914    ( - 7,538)
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 帳入値　　前日比
      ヒーティングオイル    2025/11     228.03    - 1.10
                            2025/12     226.15    - 1.28
         改質ガソリン       2025/11     188.26    - 2.69
                            2025/12     183.75    - 2.39
注：４本値は立会い取引終了までの値段で、立会い取引終了後の電子取引の値段は含み
　　ません。電子取引が立会い取引までの高値および安値を更新した場合、相場表の高
　　値および安値と市況内の相場表の４本値は異なります。
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　ニューヨーク原油の期近は反落。終値の前営業日比は、期近２限月は１．０４〜
０．９９ドル安。その他の限月は０．９３〜０．５２ドル安。
　イスラム組織ハマスとイスラエルがガザ停戦の第１段階で合意したため、中東の緊迫
感が後退した。親イランのフーシ派はパレスチナ自治区ガザで虐殺を続けるイスラエル
を攻撃し、紅海でイスラエルに関連する船舶の海上封鎖を実施してきたものの、妨害行
為が終わる可能性がある。イスラエル軍はガザ地区から段階的な撤退を開始し、ハマス
は生存している人質を全てまもなく解放する見通し。
　ただ、イスラエル政府はガザ停戦の第１段階で合意したものの、この合意が発行する
にはイスラエル安全保障閣議の承認が必要。ただ、極右のイタマル・ベン・グヴィル国
家安全保障相は合意を支持しないと表明しており、停戦合意の発行は不透明。トルコ国
営のアナドル通信によると、現地時間９日の安全保障閣議は停戦合意を承認しないまま
散会した。
　トランプ米大統領が、イスラエルがガザ地区を再び空爆しないとは保証できないと示
唆したことは停戦合意の懸念要因。ガザ停戦合意を維持するには米国の強い後ろ盾が必
要だが、トランプ米大統領は自信なさげ。
　時間外取引で１１月限は軟調に推移した後、６２．８７ドルまで強含んだが、上値は
限定的。通常取引開始後は売りが強まり、６１．２５ドルまで下落した。
　改質ガソリンとヒーティングオイルの期近は反落。原油相場に連動した。
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