シカゴコーン市況=反落、米主要報告の発表見送りで手仕舞いが広がる

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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              始 値   高 値   安 値   帳入値    前日比
  2025/12    422.00      423.25      418.00      418.25      - 3.75
  2026/03    437.50      438.50      433.75      434.00      - 3.75
  2026/05    446.00      447.00      442.75      442.75      - 3.50
   単位:枚   推定出来高   前日出来高   前日取組高(前々日比)
   先物       364,756         276,477        1,609,893 (+ 13,532)

注:4本値および出来高・取組高は、相場表と異なる場合があります。当該取引所から
電子取引を含む相場データの訂正が頻出しています。市況送信の際は細心の注意を払っ
ていますが、最新データは相場表でご確認ください。推定出来高は米国中部時間午後4
時の数字です。
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*米農務省(USDA)発表の月例需給報告
 予算失効による米政府機関の一部閉鎖のため未発表
*米農務省(USDA)発表の週間純輸出成約高
 予算失効による米政府機関の一部閉鎖のため未発表
*米気象庁発表の6−10日予報(10月15日−10月19日)
 コーンベルト西部の気温は平年を上回る。雨量は平年を上回る。
 コーンベルト東部の気温は平年並〜平年を上回る。雨量は平年を下回る〜平年並。
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 コーンは反落。終値の前営業日比は3.75〜0.50セント安。中心限月の12月
限は3.75セント安の418.25セント。
 米国の収穫が開始された後に発表されることで1年の中でも最も重要とされる10月
の米農務省(USDA)月例需給報告の発表は米政府機関の一部閉鎖の影響で見送られ
た。新規材料不足のなか、玉整理に伴う、手じまい売りが広がり軟調となった。
 12月限は422セントで取引を開始した後は暫く421〜423セントの限られた
レンジ内で高下。米国の時間を迎えると423.25セントの高値に達したが、米農務
省(USDA)からの報告発表が見送られると手仕舞いの動きが広がって終盤には下値
探りとなり、418セントの安値を付けた後、安値に近い水準で取引を終えた。
*米国産地の天気概況は以下の通り(民間業者の天気予報を要約)。
 コーンベルトでは今週前半は降雨となり収穫作業が大きく停滞しているが、乾燥して
いた土壌水分は改善に向かっている。9日から10日にかけて散発的な降雨が発生する
見込みだが、収穫が進行するためには降雨が止むことが望ましい。12日から13日に
かけて新たな低気圧が到来し西部を中心に降雨が見込まれる。
 シカゴ小麦は小反落。コーン、大豆の軟調な動きが売りを支援した。米小麦産地で降
雨があり、冬小麦の作付け、発芽に適した生育環境となっていることも弱材料視され
た。ただ、米農務省(USDA)の主要発表が米政府機関の一部閉鎖の影響で見送られ
需給関連の新たな材料に乏しかったため下げ幅は限られた。
 中心限月の12月限は前日比0.75セント安の506.50セント。
*米小麦産地の天気概況は以下の通り(民間業者の天気予報を要約)。
 プレーンズではこのところ低温となった後に気温が上昇しているが、低気圧の影響で
週末までまとまった雨量を伴う降雨が続く見込み。来週後半には再び降雨が発生する可
能性があるが、それまでの間に収穫は進行する見通し。
今日の材料
・コーンベルトでは今週前半は降雨となり収穫作業が大きく停滞。
・12日から13日にかけて新たな低気圧が到来し西部を中心に降雨に。
・プレーンズでは週末までまとまった雨量を伴う降雨が続く見込み。

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