[本日の見通し]石油=下落、来週はOPECとIEAの月報に注目を

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 日中取引開始後、原油の2026年3月限は下げ一服。時間外取引の安値からやや切
り返している。
 来週は13日に石油輸出国機構(OPEC)、14日に国際エネルギー機関(IE
A)が月報を公表する。需要見通しの楽観的なOPECと、悲観的なIEAが主張をぶ
つけあう毎月恒例のイベントだ。ただ、毎月のようにOPECの楽観論はほぼ無視され
て、IEAの悲観論が相場を圧迫する傾向にあり、来週も相場は重そうだ。ただ、IE
Aは今年の供給過剰を2020年のコロナショック以来の規模と見積もっているうえ、
来年は供給過剰がさらに悪化すると想定するなど、弱気が行き過ぎている。
 時間外取引でニューヨーク原油11月限は前日比0.07ドル高の61.58ドルで
取引されている。本日これまでのレンジは61.44ドルから61.64ドル。
 原油3月限の予想レンジは6万0200円から6万1200円、ガソリン先限は8万
0500円から8万1500円、灯油先限は8万4500円から8万5500円。
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