【市況】 金が反落。ニューヨーク安を受けて売り優勢で始まった。その後は、押し目を買われ たが、円高やドル建て現物相場の上げ一服を受けて戻りを売られた。銀はまちまちとな った。 午前11時2分現在の前営業日比は、金標準が288〜165円安、金ミニが 326.0〜167.5円安、ゴールドスポットが205円高、銀が0.9円安〜 2.0円高。 午前11時2分現在の出来高は、金が7万4454枚、金ミニが2万0967枚、ゴ ールドスポットが1908枚、銀が12枚。 【NY金は利食い売りが圧迫】 金は利食い売りが圧迫要因になった。イスラエルとパレスチナ自治区ガザのイスラム 組織ハマスが米国主導の和平案の第1段で合意した。これを受けてハマスが拘束してい る人質全員が週末にも解放されることになった。トランプ米大統領は、パレスチナ自治 区ガザで拘束されている人質が13日もしくは14日に解放されるという見通しを示し た。それに先立ち、12日中に中東に向けて出発すると明らかにし、エジプトで行われ るガザ停戦合意の調印式に出席するほか、イスラエル議会で演説する意向を示した。 ウィリアムズ米ニューヨーク連銀総裁は、労働市場がさらに減速するリスクを踏ま え、年内の追加利下げを支持する姿勢を示した。米連邦準備理事会(FRB)のバー理 事は、雇用情勢よりもインフレを巡るリスクを重視する姿勢を示唆し、FRBは追加利 下げに慎重に取り組む必要があるとの考えを示した。 金先限は夜間取引で1万9723円まで下落した。ニューヨーク安が圧迫要因になっ た。円相場は1ドル=152円台後半の円高に振れた。 【ドル建て現物相場】 金のドル建て現物相場は、上げ一服。きのうの海外市場では、米連邦準備理事会(F RB)の利下げ見通しを受けて押し目を買われたが、ガザ停戦合意を受けて利食い売り が出た。アジア市場では、朝方の3983.21ドルから、押し目を買われたが、 3993ドル台で上げ一服となった。 午前11時現在、3978.07ドルで推移、銀は4966セントで推移。前営業日 の大引け時点は金が4030.72ドル、銀が4909セント。 MINKABU PRESS
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