[今夜の視点]海外原油=反発か、ウクライナ情勢の緊迫化を警戒

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 時間外取引でニューヨーク原油11月限は前日比0.13ドル安の61.38ドルで
推移。本日これまでのレンジは61.22〜61.67ドル。
 今晩の海外原油は反発か。ガザ停戦合意を背景とした売りは続かないと思われる。
2年間にわたってイスラエル軍はガザ地区を破壊し尽くし、パレスチナ人の子供を中心
に虐殺を続けたが、イエメンのアンサール・アッラー(フーシ派)を除いて世界は基本
的にジェノサイドを見守るだけで、相場を押し上げるような緊迫感は発生しておらず、
継続して手がかりにはならないだろう。
 むしろ、ウクライナ戦争を巡り、ロシアと米国の対立激化を警戒すべきである。米国
は長距離ミサイル「トマホーク」をウクライナに供与し、目標や進路の設定など、発射
を支援する構えである。トマホーク発射は米国のウクライナ戦争への直接的な関与であ
る。トランプ米大統領の決断を待ちたい。
<今夜の予定>
◆ アメリカ ◆
【経済】23:00 消費者信頼感指数 2025年10月速報値(ミシガン大)
【経済】10/11 03:00 財政収支 2025年9月(財務省)
【商品】10/11 04:30 建玉明細報告(CFTC)
◆ カナダ ◆
【経済】21:30 雇用統計 2025年9月(カナダ統計局)
※米政府機関閉鎖により、民間以外の米経済指標は発表が見送られる見通し。
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