金・銀市況=金が続伸、ドル建て現物相場の史上最高値更新で上げ幅拡大

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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貴金属の相場表(帳入値と前営業日比)
         2025/10          2026/08    ドル建て現物価格 15:45 現在
金         20,358   +319    20,733  +356  : 4,193.80  + 92.18
銀          232.0   -1.0     245.5  -1.0  : 5,236.00  +140.00
プラチナ     8,067   + 65     7,980  +199  : 1,658.30  + 14.30
パラジウム   7,400     0     7,400     0  : 1,534.36  + 82.39
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      15:45 現在 前営業日比        15:45 現在  前営業日比
ドル・円相場    151.02   -0.86  ユーロ・ドル相場   1.1629  +0.0063
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【市況】
 金は大幅続伸。ニューヨーク高を受けて買い優勢で始まった。その後は、ドル建て現
物相場の上昇を受けて堅調となった。先限は正午前に280円高で推移。午後になり、
ドル建て現物相場が一段高となり、史上最高値更新を受け、上げ幅を拡大し、350円
超の上昇で引けた。期先3本を含む4本が一代高値を更新。
 銀は当先が1.0円安。その他は出来ず。
 前営業日比は、金標準、金ミニが288〜356円高、ゴールドスポットが284円
高、銀が1.0円安〜変わらず。
 推定出来高は、金が5万9060枚、金ミニが2万4842枚、ゴールドスポットが
2367枚、銀が11枚。
【金先限は2万0733円で上場来高値更新、高値引け】
 金先限は午前中、一段高となり、2万0712円まで上昇。前日つけた上場来高値2
万0717円に迫ったが、利食い売りなどで、上げ幅を縮小。2万0559円で買い拾
われ、再上昇。午後は2万0733円まえげ幅を拡大し、史上最高値を更新し、高値引
け。終盤にかけても売り方は損切りを強いられたた。依然として米政府機関の再開の兆
しはなく、ドルの先行き不透明感から金が買われやすい環境。
 昨日のJPX金は標準の出来高が15万枚近くまで増えたが、利食い売りと損切りの
買い戻しが進んだことで総取組高は、前日比3万8296枚減の6万3529枚まで急
減となった。今日も損切りの買い戻しが多かったもよう。取組高の増加を伴った上昇か
を確認したい。
 ニューヨーク金は米商品先物取引委員会(CFTC)から建玉明細の発表がなく、大
口投機家のポジションが分かりにくいが、総取組高が48万台を維持しており、短期的
な投資資金の流入は継続しているとみられる。14日のSPDRゴールドの現物保有高
が前日比2.57トン増の1021.45トンまで増加。中長期的的に保有する投資資
金の買いが旺盛だ。
【ロンドン=現物相場】
 金のドル建て現物相場は、上伸。きのうの海外市場では、米中の貿易摩擦に対する懸
念や米連邦準備理事会(FRB)の利下げ見通しを受けて押し目を買われた。アジア市
場では、朝方の4163.23ドルから、一段高となり、午後はさらに上値を伸ばし、
午後4時過ぎに4200.03ドルと史上最高値をさらに更新した。ドル安が支援材
料。
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