●論点解説穀物、農家は安値を嫌い始めたか?=マーケットエッジ

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 15日のトウモロコシ相場は修正高になった。ハーベスト・プレッシャーの上値圧迫
に大きな変化は見られないが、短期的な下げ過ぎ感もあり、持高調整の動きが安値修正
を促した模様だ。ハーベスト・プレッシャーのみを大きく値を崩していくことに対して
は、慎重な見方が強いことが再確認できる。また、若干ではあるが農家の売り渋りの兆
候も報告されている。現物市場で、農家が下げ過ぎとの評価を強めると、大きく値を崩
すリスクは後退する。
 米中関係によって大豆相場は上下双方に大きく揺れ動く可能性を抱えているが、トウ
モロコシ相場は季節要因で上値を圧迫されながらも、大きく値を崩すことには抵抗を見
せる地合が続きやすい。
(マーケットエッジ・小菅 努)

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