ゴム市況=総じて軟調、上海ゴムが切り返すも買い続かず

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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JPXゴムの相場表(帳入値と前営業日比)
                  RSS3                       TSR20
  2025/10      2026/03       2026/09         2025/11       2026/10
 305.9  - 1.2  311.5  - 0.3  312.0  0.0     255.0   0.0    255.0   0.0
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      上海ゴム1月限     14,885 + 35 (午後3時44分時点)
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【市況】
 ゴムRSS3号、総じて軟調。序盤は、上海夜間安を嫌気して、軟調に推移した。だ
が、中盤に入ると、日中取引の上海ゴムが地合いを引き締めたことから、プラスサイド
で推移する限月が目立った。だが、終盤に入ると、地合いを緩め、総じてマイナスサイ
ドで取引を終えた。TSR20は出来ず。

 大引けのRSS3号は前営業日比2.6円安〜2.8円高、活発限月の3月限は同
0.3円安の311.5円、期先26年9月限は同変わらずの312.0円、総出来高
は358枚、TSR20は全限が同変わらず。上海天然ゴム先物は、10ポイント安〜
35ポイント高、総出来高は67枚。

【タイオファーは続落】
 産地相場の軟調地合いが続いている。10月14日、タイ南部の天然ゴム主要積み出
し港のソンクラ渡しのオファー価格は、前日比1.24バーツ安の65.60バーツが
提示され、昨年1月以来の安値となったが、翌15日は同0.12バーツ安の65.4
8バーツが提示されており、下げ止まる気配がない。
 タイオファーは、先月9日にそれまで支持となっていた69バーツを下抜くと、ジリ
ジリと水準を引き下げている。米中貿易摩擦の影響から需要が減少するとの見方や、産
地タイは増産期に入っており、タイオファーの下値余地はまだありそうだ。

【シンガポールゴムと上海ゴム相場】
 シンガポールゴム市場は、RSS3号は12月限のみ約定し、1.4セント安。TS
R20は、午前中から買いが優勢なり、午後もしっかりとして展開となり、0.9〜
1.7セント高で推移している。

 上海ゴムは総じてしっかり。中心限月の1月限は、夜間取引では売りが優勢となり、
前営業日比55元安の1万4795元で取引を終えた。日中取引に入ると、買いが優勢
となり、1万49490元まで水準を引き上げる場面があった。

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