NY金・銀市況=大幅反落、ドル安一服や米中関係悪化緩和で利食い売り先行

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
            始 値   高 値   安 値   帳入値   前日比
   金      (25/12)  4348.1     4392.0      4196.0      4213.3     - 91.3
          (26/ 2)  4388.0     4426.9      4230.0      4247.1     - 92.1
   銀     (25/12)  5342.5     5376.5      4966.0      5010.4     -319.2
         (26/ 3)  5419.5     5433.0      5024.0      5067.1     -320.2
           推定出来高  前日出来高  前日取組高    (前々日比)
  金           590,979       392,961       483,770        (-  4,103)
  銀          187,138       159,175       175,706        (+  2,314)
 注:4本値および出来高・取組高は、相場表と異なる場合があります。当該取引所か
ら電子取引を含む相場データの訂正が頻出しています。市況送信の際は細心の注意を払
っていますが、最新データは相場表でご確認ください。
=======================================
・NY為替   円    ユーロ  ・NYダウ          46,190.61  + 238.37
     前日  150.43/45   1.1687/89   ・ナスダック         22,679.97  + 117.43
     本日  150.61/63   1.1655/57   ・10年米国債利回り      4.01  +   0.03
・NY原油  (25/12)   57.15 + 0.16  ・SPDR保有金残高  1,034.62  +  12.02
注:SPDRの保有金残高は前日発表の数値。本日付けはニューヨーク時間の午後6時(日
本時間の翌日の午前8時)に更新予定。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 ニューヨーク金、銀は反落。前日比は金が96.3〜90.3ドル安、中心限月の
12月限が91.3ドル安、銀が322.8〜315.9セント安、中心限月の12月
限は319.2セント安。
 金12月限は反落。時間外取引では、安全資産として買いが根強く、アジア時間で
50ドル超の上げ幅を維持して推移。欧州時間に入り、上げ幅を縮小したが、20ドル
近い上げ幅を維持し、小じっかりと推移。日中取引では、米長期金利の上昇、ドル安一
服から利食い売り先行もようとなり、下げに転換。前半で一段安となった後、押し目買
いでいったん下げ渋ったが、中盤から後半は一段安となり、前日までの暴騰に対する修
正安場面を迎えた。米中関係の悪化が和らいだことも利食い売りの一因となった。
 銀12月限は、大幅反落。時間外取引から反落となり、欧州時間で70セン超の下落
を記録。日中取引では利食い売りが膨らみ、一時、360セント超の暴落となった。下
値を切り上げたが、過去3日間の上げ幅を削る下落で引けた。
 10月16日のコメックス指定倉庫在庫は、金が前日比4万0933オンス減の
3910万7098オンス、銀は270万4033オンス減の5億0945万9321
オンス。

今日の材料
・17日のアジア太平洋株式市場は総じて下落。
・中国上海総合指数は反落、76.47ポイント安の3839.76ポイント。
・欧州株は軒並み下落。独DAX指数が1.82%の下落で下げが目立った。金融株の資本
 財などの下げが重石。
・ドルは下げ一服。ドル円は欧州時間の序盤に1ドル=149.30円台まで下落したが、下
 値を切り上げ、150円台を回復。ニューヨーク時間で150.60円台まで戻し、150.60
 円水準でニューヨーク時間の大方の取引を終えた。ユーロドルは東京時間に今月6
 日以来の高値となる1ユーロ=1.1728ドルまで上昇したが、欧州時間に下げに転換
 となり、ニューヨーク時間は1.1653ドルで下げ渋り、前日の安値を試す下落にはな
 らず。
・米議会での予算合意が難航する中、手数料収入などで業務を続けてきた連邦最高裁
 判所は10月18日に資金が枯渇するとの見通しを示した。
・中国は米国との対話を望んでいる。米国は中国と話したい。中国との貿易交渉は非
 常に常に順調=トランプ米大統領。
MINKABU PRESS

このニュースの著者

MINKABU PRESS

みんなの株式をはじめ、株探、みんかぶFX、みんなの仮想通貨など金融系メディアの 記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコン テンツなど幅広く提供しています。