アジア株上昇、米中緊張緩和や中国支援策期待 中国GDPは政府目標「5%前後」下回る

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
アジア株上昇、米中緊張緩和や中国支援策期待 中国GDPは政府目標「5%前後」下回る

東京時間11:12現在
香港ハンセン指数   25803.83(+556.73 +2.21%)
中国上海総合指数  3858.86(+19.11 +0.50%)
台湾加権指数     27756.02(+453.65 +1.66%)
韓国総合株価指数  3789.28(+40.39 +1.08%)
豪ASX200指数    8986.80(-8.49 -0.09%)

アジア株は豪州を除いて上昇、米中緊張緩和で市場に安堵感が広がっている。

トランプ米大統領は中国に警告した大幅関税引き上げは持続不可能だと述べた。また、ベッセント米財務長官は今週マレーシアで中国何副首相と貿易協議を行い、米中首脳会談の準備を進めるとしており、関係改善が期待される。

また、中国支援策への期待も広がっている。きょうから開催される中国共産党第20期中央委員会第4回総会(4中総会)では経済、雇用、企業、市場を支えるため多角的な取り組みを実施する予定だと新華社が報じている。

きょう発表された中国一連の経済統計が冴えない内容だったことも支援策期待につながっている。新築住宅価格は9月に下落ペースが拡大、過去11カ月で最大の下落率を記録した。中古住宅価格は過去1年間で最大の下落率となった。第3四半期GDPは4.8%と政府目標「5%前後」を下回り約1年ぶりの低水準となった。小売売上高も前回から伸びが鈍化した。一方、鉱工業生産は伸びが加速し市場予想も上回った。

韓国株は最高値水準で推移。米韓貿易交渉でほとんどの問題で実質的な進展があったと韓国政府が明かした。調整が必要な分野がまだ残っているとしているものの、ひとまず協議進展が好感されている。

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