プラチナ市況=プラチナが反発、現物相場の軟化にも円安で堅調に推移

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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貴金属の相場表(帳入値と前営業日比)
         2025/10          2026/08    ドル建て現物価格 15:45 現在
金         21,075   +539    21,410 + 645  : 4,335.77  + 98.73
銀          220.0   +9.9     243.6 + 7.6  : 5,176.00  + 12.00
プラチナ     7,740   + 40     7,460 + 213  : 1,611.00  + 35.30
パラジウム   7,200     0     7,200     0  : 1,489.90  + 39.23
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      15:45 現在 前営業日比        15:45 現在  前営業日比
ドル・円相場    151.30   +0.71  ユーロ・ドル相場   1.1628  -0.0038
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【市況】
 プラチナ系貴金属(PGM)は、プラチナが急反発。ニューヨーク高を受けて買い優
勢で始まった。その後は、ドル建て現物相場の上げ一服に上値を抑えられた。先限は正
午前に370円超の上昇で推移。午後に入り、ドル建て現物相場が軟化から上げ幅を縮
小した。1ドル=151円台半ばの円安が下支えとなり堅調に推移した。
 パラジウムの商いは成立しなかった。
 前営業日比は、プラチナ、プラチナミニが40〜213円高、プラチナスポットが
97円高、パラジウムが400円安。
 推定出来高は、プラチナが1万2591枚、プラチナミニが1881枚、プラチナス
ポットが2569枚、パラジウムが0枚。
【プラチナは先限は手じまい売り先行もようで7450円まで上げ幅を縮小】
 プラチナ先限は夜間取引で反発して取引を開始。7300円で買い支えられ、一度も
マイナスサイドに軟化することなく、夜間取引は緩やかに上げ幅を拡大した。日中取引
は序盤で一段高となり、7738円まで上昇。買い一巡後は昨日、急落した警戒感から
利食い売りを含めた手じまい売り先行もようとなり、午後に入り、7450円まで上げ
幅を縮小した。
 昨日の急落で、先週までの暴騰で買われ過ぎ感が認識されるきっかけとなったが、同
時に買われ過ぎ感は緩和。14日間の相対指数(RSI)は54台に低下。
 ファンダメンタルズからは上海総合指数が続伸し、3900ポイントの大台乗せ
と、米中の緊張緩和から一次産品需要減少不安が幾分、和らいだことが支援材料。
 前日のニューヨークプラチナは反発。金の反発力と比べると、上げ幅が限定的だっ
た。21日の時間外取引は反落して推移。14日から20日まで5日連続で取組高が減
少。取組高の減少傾向から想定すると、20日の反発は買い戻し主導の自律反発の可能
性あり。
【ロコ・チューリッヒ(ドル建て相場】
 プラチナのドル建て現物相場は、朝方の1622.44ドルから、1651ドル台ま
で上昇したのち、上げ一服となった。午前10時過ぎから上げ幅を縮小。午後は
1622ドル台まで上げ幅を削り、朝方の水準に顔合わせ後に一段安となり、1603
ドル台まで下落。
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