東京株式(前引け)=続落、米中対立懸念で一時900円超安

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
 23日前引けの日経平均株価は前営業日比643円05銭安の4万8664円74銭と続落。前場のプライム市場の売買高概算は10億2881万株、売買代金概算は2兆4975億円。値上がり銘柄数は1056、対して値下がり銘柄数は484、変わらずは74銘柄だった。

 きょう前場の東京株式市場で日経平均は4万9000円を割り込み、一時900円を超える下げをみせた。トランプ米政権が新たな対中輸出規制を検討していることが伝わり、前日の米国株市場では米中対立への懸念からNYダウなど主要3指数が揃って下落。この流れを引き継ぎ、東京市場でも主力大型株を中心に売りが優勢となった。もっとも中小型株を中心に個別株物色は旺盛で、日経平均は朝安後に下げ渋る展開に。プライム市場の値上がり銘柄数は全体の6割強を占め、値下がり数を大きく上回った。セクター別では米国の対ロシア制裁に絡む原油価格の上昇を背景に鉱業、石油・石炭などが値上がりした一方、半導体関連を含む電気機器の下げが目立った。

 個別ではソフトバンクグループ<9984>が安く、ディスコ<6146>やアドバンテスト<6857>、東京エレクトロン<8035>、レーザーテック<6920>が値下がり。トヨタ自動車<7203>や三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>、三菱重工業<7011>が軟調。サンリオ<8136>も水準を切り下げた。東洋エンジニアリング<6330>が大幅安となった。半面、川崎重工業<7012>やIHI<7013>、フジクラ<5803>が底堅く推移。アドソル日進<3837>が値を飛ばし、三井E&S<7003>も大きく上昇した。

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