きょうの為替市場、ドル円は一時152.80円付近まで上げ幅を伸ばしている。高市トレードで一時153円台まで急上昇していたが、その水準を再び視野に入れる動き。高市トレード自体は一服感が出ているものの、財政政策が一段と緩和的になることで円安とのシナリオは根強い。半面、日銀については来週の決定会合での利上げは見送られるとの見方で一致しているようだが、12月については見解が分かれている。 東京時間に日銀の金融システムレポートが公表されていたが、その中で、「大企業の2025年度の業績見通しに基づけば、利益の減少を見込む企業であっても、利払能力は依然として高水準を維持する見込み。さらに、関税引き上げの中小企業全体への影響も、総じて限定的である可能性が高い」と指摘していた。日銀はこれまでと変わらずに追加利上げへの意識が強く、12月の利上げの可能性は排除できない状況。 本日は米国債利回りの上昇とともに、ドル高もドル円を押し上げている。米政府機関閉鎖は依然として出口が見えない中、明日は米消費者物価指数(CPI)が発表になる。短期金融市場では来週と12月の年内2回の利下げ実施を完全に織り込んでいるが、明日の米CPIの内容次第では、その見方に変化が出るリスクもあり、ドルのポジション調整が出ているようだ。市場はFRBの利下げを織り込み過ぎているとの指摘もエコノミストからは出ている。 年末までにドル円は148円台まで下落するとの見方も根強くあるようだ。 なお、日本時間23時のNYカットでのオプションの期日到来は152円に観測されている。 23日(木) 152.00(9.5億ドル) 24日(金) 151.20(9.0億ドル) MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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