[今夜の視点]金・銀=米CPIを確認

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 金のドル建て現物相場は、軟調。きのうの海外市場では、米国のロシア制裁やドル安
を受けて買い優勢となった。アジア市場では、朝方の4112.51ドルから、ロシア
のリトアニア領空侵犯などを受けて4142ドル台まで上昇したのち、ドル高を受けて
上げ一服となった。午後に入ると、4095ドル台まで下落した。
 トランプ米大統領がカナダとの貿易交渉の打ち切りを表明し、ドル高に振れた。今夜
は9月の米消費者物価指数(CPI)の発表がある。事前予想は前年比3.1%上昇と
前月の2.9%上昇から伸びが加速するとみられている。労働市場の減速に対する懸念
で米連邦準備理事会(FRB)の利下げ見通しに変わりはないが、ドル高が続くと、手
じまい売りが圧迫要因になりそうだ。
<今夜の予定>
・英小売売上高 2025年9月(国立統計局)
・ユーロ圏製造業購買担当者景況指数 2025年10月速報(Markit)
・ユーロ圏サービス業購買担当者景況指数 2025年10月速報(Markit)
・米消費者物価指数 2025年9月(労働省)
・米新築住宅販売 2025年9月(商務省)、発表延期見通し
・米消費者信頼感指数 2025年10月確報値(ミシガン大)
・建玉明細報告(CFTC)、発表延期見通し
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