大阪12月限 日経225先物 49320 +650 (+1.33%) TOPIX先物 3273.0 +20.0 (+0.61%) 日経225先物(12月限)は前日比650円高の4万9320円で取引を終了。寄り付きは4万9130円と、シカゴ日経平均先物清算値(4万8995円)を上回る形で、買いが先行して始まった。現物の寄り付き直後につけた4万9010円を安値にロング優勢の動きを強め、前場終盤にかけて4万9400円台を回復すると、後場の開始直後には4万9480円まで上げ幅を広げた。これにより、前日の下落分を完全に埋めている。 ただ、押し目待ち狙いのロングは観測されるものの、後場はじりじりと上値を切り下げており、週末要因による持ち高調整に伴うロング解消も入ったようだ。終盤にかけては4万9300円~4万9370円辺りでの保ち合いが続いた。 米国市場でハイテク株が買われたほか、取引終了後に決算を発表したインテルが時間外取引で大きく買われていることが支援材料になった。また、午後に高市首相の所信表明演説を控えて、高市トレードが再び強まり、ソフトバンクグループ<9984>[東証P]やアドバンテスト<6857>[東証P]などが日経平均型を押し上げていた。 一方で、直近で資金シフトがみられたバリュー株には利益確定の売りが入り、日経平均株価は658円高と大幅に反発したものの、東証プライムの騰落銘柄は値下がり銘柄数が過半数を占めている。 日経225先物はボリンジャーバンドの+1σ(4万8620円)が支持線として機能する形でのリバウンドにより、チャート上では前日の陰線を埋める形になった。節目の4万9500円を捉えることはできなかったが、+2σ(5万0310円)とのレンジは継続。そのため、+1σ接近では押し目狙いのロング対応を継続しつつ、+2σを意識したスタンスに向かわせよう。 また、週間形状でも+1σと+2σによるレンジで推移しており、来週は+1σが4万7650円、+2σは5万0180円辺りに上昇する。5万円に乗せてきたとしても、過熱感は強まらないとみられる。 NT倍率は先物中心限月で15.06倍に上昇し、前日に割り込んだ+1σ(15.03倍)を上回ってきてきた。このまま同バンドを支持線に変えてくると、NTロングに振れやすい需給状況が意識されてきそうだ。 手口面(12月限:立会内)では、日経225先物はABNクリアリン証券が1万5804枚、ソシエテジェネラル証券が9968枚、サスケハナ・ホンコンが3302枚、バークレイズ証券が1948枚、SBI証券が1847枚、JPモルガン証券が1798枚、ゴールドマン証券が1778枚、モルガンMUFG証券が1399枚、野村証券が1271枚、日産証券が1088枚だった。 TOPIX先物はABNクリアリン証券が2万0493枚、ソシエテジェネラル証券が1万6545枚、バークレイズ証券が4233枚、UBS証券が3782枚、ゴールドマン証券が3242枚、JPモルガン証券が2914枚、モルガンMUFG証券が2807枚、ビーオブエー証券が1660枚、サスケハナ・ホンコンが1630枚、野村証券が914枚だった。 株探ニュース
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