●論点解説金、米中協議の進展で週明けは売りスタート=マーケットエッジ

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 週明けの金相場は、改めて1%前後の下落になっている。週末に米中当局者の貿易交
渉が行われているが、包括合意に向けた前進が報告されている。中国側はレアアース輸
出規制の1年先送り、フェルタニン問題の対応、米国産大豆輸入の再開などで譲歩を見
せ、米国は11月に予定されていた100%の対中関税を見送る見通し。最終的には
30日の米中首脳会談での協議になるが、通商リスク軽減期待の織り込みが優勢になっ
ている。
 価格低下で各国の個人投資家の買いが活発化している模様だが、金上場投資信託(E
TF)に関しては依然として緩やかな売却圧力も目立ち、機関投資家は押し目買いには
まだ慎重姿勢を崩していない。今週は米中首脳会談以外に、28〜29日に米連邦公開
市場委員会(FOMC)が開催される。
(マーケットエッジ・小菅 努)

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